長姫と工業の統合新校名は「飯田OIDE長姫」 

学校・教育

[ 2011年 12月 15日 木曜日 15時34分 ]

 2013年4月に開校する飯田長姫高校(飯田市鼎名古熊)と飯田工業高校(同市座光寺)の統合新校の校名案が14日、「長野県飯田OIDE(オーアイディーイー)長姫高等学校」に決まった。両校によると、公立高校名にアルファベットが入るのは全国で初。決定理由としては、両校の伝統の継承とともに「県内初の総合技術高校として、生徒たちにはグローバルな視点を持ってほしい」の期待などを挙げた。校名案は今後、来年1月の県教委定例会を経て、同年12月の県議会で正式決定される見込み。新校は現在の飯田長姫の所在地に設置される。

 新校名案に含まれる「OIDE」は▽Originality(独創)▽Imagination(想像)▽Device(工夫)▽Effort(努力)―を意味する英単語の頭文字で構成し、これまで飯田工業高校の建学の精神、校是となっていた。

 アルファベットを採用する理由としては、県内初の総合技術高校、国際化の進展を踏まえ「学生たちがグローバルな視点を持って今後の産業経済の発展に寄与できる人材に育ってほしい」の願いを込めた。

 14日午前に両校の校長や地域代表、同窓会長など12人でつくる「飯田新校校名等検討委員会」が飯田工業高校であり、小委員会でまとめた「飯田OIDE長姫」とする原案を委員総意で了承。午後に飯田長姫の唐澤淳校長と飯田工業の篠田宏校長が同校で会見に臨み、新校名案を明らかにした。

 篠田校長は「両校の良い所を合わせた新しい総合技術高校への期待を持って、新校名案を受け取ってほしい」、唐澤校長は「検討委の皆さんには思いのこもった案を示してもらった。期待に応えるべく教育環境などのスキルアップ、バージョンアップを図りたい」と決意を新たにしていた。

 会見では、ことしの2月から3月にかけて行った校名検討のあり方を問うパブリックコメントの結果も説明。1566件が寄せられ、主な意見は▽両校の旧校名・伝統を尊重した校名を残す(約30%)▽長姫の2文字を入れる(約28%)▽前回公募での飯田長姫工業高校を尊重する(約19%)▽長姫・工業にこだわらない名称にする(約3%)―だった。

 校名検討委は当初、統合校の卒業1期生が入学することしの4月までに新校名案を発表する予定だったが、両校同窓会や地域住民などからの意見集約がまとまらず、大幅にずれこんでいた。

 統合新校の全日制は▽機械工学▽電子機械工学▽電気電子工学▽社会基盤工学▽建築▽商業―の6学科を予定。県内初の総合技術高校として「専門性の追究」を教育方針の柱に位置付けており、学科間の相互連携・補完システムの導入などを見込む。

 校名検討委は昨年9月に設立。両校同窓会間の意向集約を望んだが、難航したため、同年12月に同窓会長らを除く「第三者的な」委員らによる小委員会で原案の策定検討を進めていた。

 小委員会では校名候補の選定に向けた視点として▽学校の所在地や学校の種類が分かりやすい▽生徒や学校関係者、地域住民に親しまれる▽生徒が学ぶことに喜びと誇りを持てる―を基本とした。

 検討過程では、ことし2月末から3月末にかけて、地域住民に校名検討のあり方についての意見も募集。その際には前回の統合協議(06年の9月県会で統合議案が否決)時に行った校名の公募結果の概要も示され、そこでは飯田長姫工業高校が9割を占めていた。

  

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