統合受け歴史に幕 長姫高吹奏楽部OB会

学校・教育

[ 2015年 1月 20日 火曜日 13時00分 ]

 飯田長姫高校吹奏楽部OB会は18日、母校の統合を受けて最後となる定期総会を飯田市公民館で開いた。OB会の解散を惜しむ声も聞かれたが、いったん閉じ、後輩たちを応援できるような会が新たに立ち上がることに期待を込めた。総会後は合同演奏を行い、第1回の定期演奏会が開催された思い出深い会場で31年の歴史に幕を下ろした。

 同校吹奏楽部は、1945(昭和20)年頃に音楽クラブとして発足した。後に名前を改め、61年になると定期演奏会がスタート。演奏会は活動の場として受け継がれ、これまでに49回を数えた。

 OB会が設立したのは84年で、総会の開催や会報の発行に加え、定期演奏会ではサポート役を果たしてきた。会員数は774人。

 OB会によると、同校ではクラブのOB会が機能していたのは野球部と吹奏楽部だけ。総会ではこれまでの歩みを自負し、存続を望む声も聞かれたが、いったん閉じることで合意となった。事務局長の田口治彦さんは「卒業した人たちも、年に一度集まって楽器に触れる場になっていた。非常に残念だが今後は形を変え、飯田工業の吹奏楽関係者を含めて生徒たちを応援できれば」と前を見た。

 第1回演奏会から掲げられるオリジナルの旗やOB会名簿は統合新校の同窓会に寄託する予定。3月に最終号となる会報を発行する計画で、残った積立金も同様に寄付する。

 最後の総会には約40人が出席。県外で暮らすOBも足を運び、久しぶりの再会を喜ぶ姿が見られた。総会後にはそれぞれ持ち寄った楽器を使って校歌や定期演奏会のテーマ曲などを奏で、音色が重なると見守ったOBから拍手が送られた。

 会長の小木曽恵一さんは「母校は統合となったが、伝統の長姫サウンズは脈々と生きている。現役の生徒たちを支援していくという思いは今後も変わらない」と話した。

  

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