長期欠席児童生徒支援ネットワークが講演会

学校・教育

[ 2012年 9月 6日 木曜日 9時14分 ]

 飯田長期欠席児童生徒支援ネットワーク協議会はこのほど、講演会「自己肯定感を育てるには」を飯田市松尾公民館で開いた。真正会富山病院心療内科部長の明橋大二さんを講師に迎え、「子どもとのかかわりかた・ほめかた」をテーマに、自己評価を育てるための子どもの育て方、接し方について学んだ。

 明橋さんはいじめや非行、少年犯罪など、現在の子どもをめぐる問題の根幹に「自己評価の極端な低さ」があると指摘。昨年、日本青少年研究所が高校生に対して行った調査で、「自分は価値のある人間だと思う」と答えた高校生の割合がアメリカ89・1%、中国87・7%だったのに対し、日本は36・1%だった例などを挙げた。

 「0―3歳の時に『私は存在価値がある』という自己評価の根っこが築かれ、それが土台となってしつけや勉強が身に付いていく。今はその土台が育っていない」

 自己評価の低さの要因として、いじめや親との関わりが希薄である点などを挙げた。「親との関わりが希薄な子は、大人にとって手が掛からないいい子であるため、ほったらかしにされる。自分の良い所しか出せず、悪い所を受け止めてもらった経験がないために本当の自分に対する自信が育っていない」

 子どもと接する時の対応として、①子どもの気持ちを汲んで言葉にして返す②話を聞く③ほめる④子どもの頑張りを認めてねぎらう⑤「ありがとう」を言う―といった具体的な方法を紹介。

 「ほめる」に関しては「できないことよりできていることに注目してほめてあげて。できて当たり前ではなく、できなくて当たり前。比較する場合は他の子ではなく、以前のその子と」と、コツを語った。

 不登校の子どもへの対応については「不登校は心身の疲れによって起きる。子どもを信じて肯定的に見るのが大事。学校へ行く行かないにこだわらず、心の回復、成長を大切にして」と話した。

 「自己評価が低ければ、主体的に生きることはできない。子どもがいろんなサインを出してきた時に気付いてやって、土台から育て直して。いくつになってもやり直しはできる」と呼び掛けていた。

  

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