阿南一中で「ふるさとタイム」

学校・教育

[ 2015年 9月 9日 水曜日 9時24分 ]

 阿南町の阿南第一中学校(杉山清校長)は7日、地元の伝統芸能や郷土食、植物などについて学ぶ「ふるさとタイム」の半日総合学習を行った。地域の講師に教わりながら知識や技術を深め、26、27日に開く同校文化祭「茜祭」で成果発表する。

 総合的な学習の一環。20時間全校縦割りで行い、早稲田人形、阿南町の歴史・文化財、郷土食、植物・生物、焼き物―の5講座で8月末から開き、今回が3回目。ことしからすべての講座に地域講師を招いて進めてきた。

 この日は全5回中、唯一午前中いっぱいを使って行う半日講座。各講座とも活動が終盤を迎えつつあった。

 郷土食では地元の食材を中心に使ったコンニャクと芋のシャーベット、ウリのスープ、パプリカのチョコフォンデュなど生徒たちが考案した6品を「一中御前」と名付けて調理に挑戦。事前に同町で認定される伝統野菜の生産者らに話を聞くなどして情報を集め、メニューを考案したといい、3年の女子生徒(15)は「あまり料理はしてこなかったけど、自分たちで考えたメニューでどんな味の料理になるのか楽しみ。覚えて家でも作りたい」と話した。講師を務めた泰阜村山村留学「暮らしの学校だいだらぼっち」職員でイタリアンシェフの男性(32)は「若い世代が地元の食材で新しいものを作り上げている。一緒に料理して味わう楽しさも感じてもらえれば」と語った。

 同町で受け継がれる国選択無形民俗文化財の「早稲田人形芝居」には23人が参加。保存会メンバーらを講師に「絵本太功記十段目尼崎の段」の習得に励む。6体もの人形を操る難易度の高い外題で、生徒たちは記録用ビデオを見ながら真剣な表情で人形を操った。1年の男子生徒(13)は「流れは覚えたけど、人間らしい動きを出すのが難しい。地元の伝統に触れることが出来てうれしい」と話し、伊藤安永保存会長は「若いから覚えが早く、順調に進んでいる。伝統芸能に関心を持つきっかけになれば」と生徒たちを見守った。

 文化祭では初日の26日に早稲田人形以外の4講座が、27日に早稲田人形が練習の成果を披露する。

  

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