阿南二中で阿南高講師迎え出前授業

学校・教育

[ 2014年 7月 28日 月曜日 9時42分 ]

 阿南町立阿南第二中学校は24日、阿南高校の美術科講師、加山隆教諭を講師に迎えた出前授業「デザイン講習会」を開いた。全校生徒29人が参加して、著名な美術作品の鑑賞から色のハーモニーを中心としたデザイン基礎を学んだ。

 教員の定員が少ない小規模校では、美術授業は別教科の教諭が担当する現状を背景に、専門知識を持つ外部講師が授業を年に数回実施する。同校も同様の状況で年2回開き、一昨年から美術は加山教諭が授業を担当。このほかにも化学や商業などの授業を行っている。

 今回は同高校美術部の生徒2人が助手としてつき、夏休みの課題にあるポスター制作に向けたデザインについて指導を受けた。

 加山教諭はゴッホの作品「椅子」をスライドに映し出し「いかにも座りにくそうで、床もでこぼこしている」と説明した上で、「自分の中の不安を表現している」と指摘。ピカソの「ゲルニカ」では「スペインの内戦から、戦争反対を訴えている作品」と紹介し「作品には意味がある。伝えるのが美術」と強調した。

 愛知県立芸術大学を卒業後、ドイツで美術の勉学に励んだ自身の人生も振り返りながら、「若いころは不安は努力で消せると思っていたが違っていた。不安を受け入れた時に、作品からジワリと心が浮かび上がってきた」と説明。「芸術はメッセージ性が出ないと駄目。伝わるかどうか、美術の楽しさを学んでもらいたい」と生徒たちに呼び掛けた。

  

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