阿智村の阿智中学校で7日、新校舎の「使い初めの式」が3学期の始業式に合わせて行われた。生徒たちは各学年の代表生徒が発表する喜びや抱負を聞きながら、勉強やスポーツに打ち込む決意を固めた。
2年生代表の清水茜里(あかり)さんは「こんなにきれいで素晴らしい所で生活できるのを楽しみにしていた。新しくて広い体育館で開く初めての若駒祭(文化祭)はアイデアを出し合い、素晴らしいものにしたい。作ってくれた人たちに感謝したい」と感激を口にした。
塚田紀昭教育委員長は「校舎建設に使う約25億円は、村の通常年度予算の半分以上に相当する額。将来の村を担ってもらうため、しっかり学習とスポーツができる環境が必要という考えから作った。心に抱いた将来の夢や当面の目標を実現・達成するために遠慮することなく校舎を使い、充実した日々を過ごして」と期待を語った。