阿智村で清内路寺子屋スタート

学校・教育

[ 2012年 5月 19日 土曜日 9時07分 ]

 阿智村の清内路公民館(櫻井良充館長)は、Iターン者や古老、村とつながりのある専門家の特技や知識を学ぶ事業「清内路寺子屋」を本年度からスタートさせる。初年度は9講座を立ち上げ、17日夜には桶作りと卓球の2教室が初回講座を開いた。

 清内路に必要な手だてを考える「清内路振興協議会」や、地域課題を語る公民館の懇談会で話し合ってきたことを実践しよう―と企画。今後は▽山の資源活用▽地域の歴史▽名所・旧跡の探訪▽フランス人が教える英会話▽本場インド仕込みの本格的なヨガ▽プロ歌手が指導するカラオケ▽健康体操―が準次開講する。

 飯田下伊那全体で伝統技術の灯が消えようとしている「桶づくり」は、20―60代の5人が受講。名人として知られる櫻井一芳さん(82)の自宅に集まり、入門の心構えや技術習得の流れなどを聞いた。

 櫻井さんは郵便局勤務のかたわら、職人気質の厳しい先輩の技術を目で盗んだ歩みを振り返ると「自分がやれなくなれば清内路の桶作りは終わりになるから、誰かに教えたい気持ちはあった。一人前になるには5年はかかるが、基本となる洗い桶、たがの作り方から覚えるといい」と提案した。

 個人的に入門を申し込んでいた清内路担当の地域おこし協力隊員の男性(26)は「ずっと前からやりたかった。安いものを買うのを良しとせず、見よう見まねで技術を磨いた昔の価値観を大事にし、受け継いでいきたい」と話していた。

  

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