阿智村の浪合中学校で最後の卒業式と閉校式典開く

学校・教育

[ 2011年 3月 17日 木曜日 9時36分 ]

 阿智村浪合の浪合中学校で16日、最後の卒業式と閉校式典が雪の降る中で開かれた。同校は本年度末で64年の歴史に幕を下ろし、4月に阿智中、平谷村の平谷中と統合する。中学生14人は併設の浪合小に通う後輩たちに今後の「浪合学校」を託すと「この学校の生徒であったことを誇りに、自信を持って頑張っていきます」と思いを語った。

 浪合中は新学校制度が施行された1947(昭和22)年の開校。89(平成元)年に新築したモダンでユニークな校舎は、旧浪合村が打ち出した地域づくりの基本理念「村全体が村民すべての浪合学校」の中核施設と位置付けられ、行事や日常生活を通して小学生や地域との触れ合いが多いのが特徴だった。

 小規模校ながら地域外との交流も盛んに行われ、先駆的だった山村留学(後の通年合宿)に加え、飯田養護学校や島根県の中学、学校設立の理念を指導した東京学芸大の教授と学生、海外子女とも親ぼくを深めつつ、広い視野を培ってきた。

 ソフトテニスの強豪校としても知られ、96年には全国大会で優勝を果たしている。

 閉校式典で塚田紀昭教育委員長は、阿智中の校舎しゅん工に合わせた統合が決まるまで経緯を振り返り、閉校を告辞。岡庭一雄村長は「大勢の中で育ち合う意味もまた大きいことをご理解いただけたら。この地域がいつまでもすこやかであることを願う」とあいさつした。

 中学生は壇上に立つと、教職員や小学生、先輩、住民との思い出を語り「いつも浪合の皆さんの温かさを感じていた」「新しい浪合学校は小学生の手によって始まる。伝統を生かし、元気に過ごして」と口々に語った。

 小学生51人は「中学生がいなくなるのは寂しいです。今まで本当にありがとうございました」と深々と一礼し、「これからは僕たちが伝統の明かりを灯し続けます」と宣言。中学生は涙をぬぐいながら小学生と合唱曲を発表し合った。

 赤羽孝之校長、小学生ともに明治期に植えられた学校のシンボル「あおいの桜」に触れ、「何でも知っている桜はこれからもずっと私たちを見守ってくれるでしょう」と話していた。

 新阿智中には1年生7人、2年生4人、3年生6人の計17人が入学する予定。

  

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