阿智高生が福祉体験学習

学校・教育

[ 2016年 6月 27日 月曜日 9時48分 ]

 阿智高校の地域政策コースの3年生福祉エリアの生徒5人は24日、阿智村社会福祉協議会の協力で福祉体験学習を行った。高齢者の疑似体験やアイマスク、車椅子の体験などを通じて介助される側の気持ちを学んだ。

 地域政策コースは、特色ある学校づくりの一環として昨年度から本格的に始まった。地域の担い手となる人材育成を目的に▽観光▽農業▽福祉―の3つのエリアごと、地域の事業所と連携した実習が行われている。ことしは2年生19人、3年生18人が同コースを選択した。

 福祉エリアの3年生5人は昨年、地域の保育園や障害者施設、高齢者施設などで実習を重ねた。本年度は、1人1施設で丸1日かけて実習する「1日実習」を行っているほか、点字や手話なども学ぶ。

 同日は村社協の金田智代さんと高見知行さん、地域おこし協力隊の植松史歩さんを講師に校内で体験学習を行った。金田さんは「福祉は自分の周りの全ての人が幸せであるようにすること。年をとると目が見えなくなり耳が聞こえなくなる。頭で分かっていても実感するのは難しい。体験することでどう接したらいいのか感じてもらいたい」と呼び掛けた。

 高齢者疑似体験では、足や腕の関接を覆うサポーターやおもり、白内障や視野の狭さを体感するメガネ、耳栓などを身につけて階段の上り下りや財布からのお金の出し入れ、服の着替えなどに挑戦。一つ一つの動作が大変で時間がかかることや視界がぼやけて天候やコンロの炎を判別しにくいことなどを体験した。

 高齢者を体験して同校3年の生徒は「この状態で車が通る道を歩くのは大変なことだと思う。座ったり立ち上がったりするだけでも窮屈だった」と話した。生徒らはアイマスクや車椅子でも同様に、介助役と介助される側を交互に体験した。

  

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