阿智高男子バスケ部が初の県大会へ 部員3人から強豪チームに

学校・教育

[ 2015年 9月 18日 金曜日 13時30分 ]

 県立阿智高校の男子バスケットボール部が10月10、11日の両日、安曇野市などで開かれる第46回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会長野県予選会へ出場する。今月開かれた南信大会では東海第三、岡谷南に次ぐ3位に入賞。部員3人でほぼ活動できない状態だった昨年春から、2年足らずで南信屈指の強豪チームへ成長した。

 「一人一人が高い意識を持って学校生活や練習に取り組む」「周りに流されずに一人でも見えないところで努力する」などと目標が掲げられた体育館で毎朝40分、夕方には3時間の練習が続けられる。毎週末にはマイクロバスで遠征し、県内外の強豪校との練習試合を続ける。

 選手13人のうち、半数が高校に入ってからバスケットボールを始めたメンバーだが、連日の厳しい練習で体格も技術も精神面も向上。学校でも部活動の支援体勢が整ってきた。異なる部活動同士が互いの試合を応援し合い、学校長や教頭も練習や試合に積極的に足を運ぶ。昨年冬には米国NBAレイカーズのトレーナーを招いての講習も行った。

 「当初は対外練習試合もできない状態だった」と顧問の教諭(27)は語る。昨年春に赴任し、同部の立て直しに着手。まず始めたのは学校周辺でのごみ拾いだ。

 学校のイメージをよくしようと考えたのがきっかけだが、近所の住民から声を掛けられたり野菜をもらったりと地域で応援されていることを実感した。人間性も向上し、厳しい指示にも選手が真っ直ぐについてくるようになった。

 2年間の厳しい練習の成果がようやく形に現れ、記録が残る中では初めての県大会出場を果たした。3年生の多くは夏大会で引退したが、就職活動や受験勉強の合間をぬって選手の男子生徒とマネージャーの2人が今大会まで残り1、2年生をサポートし続ける。

 選手の男子生徒は「1年の時はほとんどバスケができない状態だったが、いまは毎日が充実している。就職活動の時期で両立は大変だけれど、チームが優勝できるよう貢献したい」と意気込む。

 バスケ経験者として、練習試合の審判やコーチ的な役割も担うマネージャーの女子生徒は「ものすごいスピードで成長していくみんなを見て、その場に一緒にいられることがうれしい」。他のマネージャーにできないことを手掛け、チームを支えていく。

 県大会初戦は前回準優勝の松本県ケ丘。2年の主将は「練習試合ユニフォームを同窓会から寄贈してもらうなど、地域の方に応援してもらっている。顧問の先生についていけば結果が出る。まずは初戦突破。できるだけ長く3年生と一緒に戦いたい」と話していた。

  

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