雪の中で最後の交流、隠岐島と浪合の小中学生

学校・教育

[ 2010年 1月 14日 木曜日 15時02分 ]

 後醍醐天皇が結ぶ縁で、長く「山と海の交流」を続けてきた阿智村浪合の浪合中学校と島根県隠岐の島町(隠岐島)の布施中学校は12、13の両日、最後の交流学習を浪合地区内で行った。双方の小学生を交えてスキーなどを楽しんだ。

 隠岐島は後醍醐天皇が流された場所で、浪合は同天皇の孫・尹良(ゆきよし)親王終えんの地という間柄。隠岐島・旧布施村の議員が旧浪合村を視察に訪れたことから村同士の交流が芽生え、1992年から中学生交流が始まった。

 両校の規模はほぼ同じで、布施中は3年に1回、浪合中は1、2年生が2年に1回それぞれの地を訪問。史跡めぐりに加え、布施中はスキー、浪合中はマリンスポーツを体験してきた。

 大きく環境が異なる地域に住む相手との交流は「スタート当初から学びあうものが多かった」(布施小中学校・佐々木正人校長)が、布施中は来年度に町内の他校と、浪合中は2011年度に阿智中と統合するため、交流会は今回で終わることになった。

 隠岐島の小中学生は11日夜に浪合入りし、12日は尹良親王陵の参拝、浪合小中学校と役場浪合支所、通年合宿センターの訪問に続いてあららぎ高原でスキーを体験。13日もスキーを楽しんでから、生徒会・児童会交流を行った。

 隠岐島の小中学生は全員がスキー初体験ながら、地元インストラクターの指導ですぐに基本を覚え、雪の舞う中を楽しそうに滑ったほか、浪合の小中学生との会話も楽しんだ。

 布施中3年の竹本朱里(あかり)さん(15)は「すごく楽しい思い出ができる交流がなくなるのは残念。こういう事業があったことがみんなの記憶に残ってほしい」、浪合中の生徒会長・吉田薪平君(13)は「中1の7月に接したことのない海に行き、交流も楽しかった。学校同士の交流はなくなるけれど、もしまた会える機会があれば一緒にマリンスポーツやスキーを楽しみたい」と話していた。

  

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