飯田下伊那各地の小中学校で、3学期の始業式が行われている。正月を過ごした児童生徒たちは元気に登校し、学年最後となる学期をスタートさせる。
飯田市伊豆木の三穂小学校(石原哲雄校長、児童74人)では、6日に始業式を実施。2、5年生の代表児童4人が、冬休みの思い出と3学期に頑張りたいことを発表した。
大掃除をしたり、家族と神社に初詣に行ったこと、おせち料理を食べたことなど、楽しかった冬休みの出来事を振り返り、「早寝早起きをしたい」「当番をきちんとやりたい」「復習をがんばりたい」といった決意を、全校児童の前で披露した。
石原校長は「知恵」にまつわる話として、3人が3本の柱を2本ずつ持つ方法を児童に問い掛けた。子どもたちは話し合いながら試行錯誤してやり方を考え、思い思いに発表。最後には自分たちで答えを見つけることができた。
校長は「ちょっとできないと感じることでも、考えてできてしまうのが知恵。いまこれが求められている」とし、「知恵を生かすためには基礎の勉強が必要。勉強して智恵をつけ、将来発揮させることができれば」と話していた。
飯田教育事務所によると、この日に始業式を実施したのは同校のほか浜井場、山本、上久堅、松川中央など小学校11校と、中学校12校。10日までに全小中学校が3学期を迎える。