飯田女子短大生がインテリアの国際見本市に出品

学校・教育

[ 2009年 11月 7日 土曜日 9時30分 ]

 飯田女子短大家政学科、生活造形コースの2年生7人が、11日から13日まで東京ビッグサイトで開かれるインテリアの国際見本市「JAPANTEX2009」の一画、学生作品を展示する「クリエーターズタウン」に、共同制作した作品を展示する。各地の芸術系大学や専門学校、インテリア関係者が集う中、飯田から全国に発信する。

 JAPANTEXは、インテリア業界を代表する企業が世界から集う国際産業見本市で、昨年は200社以上、約3万1400人が来場した。この中で大学、短大、専門学校の染織専攻の学生たちによる展覧会が行われ、染織を学ぶ約30校の学生が一堂に会する。

 通算9回目の今回は「俯瞰と仰視」を共通テーマに、提供された和紙と繊維を使ってそれぞれの解釈で表現する。同短大生活造形コースの参加は2006年、2007年に続き3回目。同コースの授業「表現演習」の一環として、4月から取り組んできた。

 作品を制作したのは、同コース2年生の市川恵美さん(20)と伊藤恵理さん(19)、塩澤茉美さん(20)、田子愛美さん(19)、平田結子さん(19)、松澤那知保さん(20)、山森理絵さん(20)の7人。俯瞰と仰視というテーマから、仰ぎ見たり見下ろしたりすること、生活の中で自分より下の存在を作り出すこと、「格差」をイメージした。

 この格差が逆転したらどうなるだろう―と、作品では身分の低いものの象徴であるクモが、巣を張り巡らせて人間を支配している様子を表現した。和紙を張り合わせた球体の上に毛むくじゃらのクモが乗り、中にある人間たちの街を見下ろしている。

 普段は個人制作が中心で、共同制作をする機会はほとんどないという。市川さんは「7人全員の意見をまとめるのが大変だったけれど、一人じゃできないいい作品ができた。他の学校の作品が楽しみだし、自分たちの作品がどう見られるかも楽しみ」と話していた。

 同コースを担当する講師の田中洋江さんは「縫いや編み、版画、陶芸など幅広い分野を学ぶ学生だからこそ、繊維の使い方がうまい」と評価。他校の学生や教員、代表者が来場者の前で制作意図を発表するオープニングギャラリートーク(11日)の場には7人全員が参加する予定で「他校の作品を見て刺激を受けるだけでなく、作品を客観的に見ることで自分たちの個性も発見できるのでは」と期待を込めた。

  

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