飯田下伊那各地の高校で卒業式が行われている。飯田市上郷飯沼の飯田女子高校(高松彰充校長)では3日、第51回卒業式が同校講堂で開かれた。卒業生179人が在校生や恩師、保護者らに送られながら、学びやを巣立っていった。
真宗宗歌の合唱や礼拝が厳かに行われたのち、卒業生の代表が登壇。高松校長から卒業証書を受け取った。
高松校長は卒業生や保護者らに祝いの言葉を述べ「みんな3年間の中で苦労してここに座っている。お互いにたたえ合い、喜びたい」とした。また「これから社会に出て、どうしようもなくなったら学校に遊びに来て。みんながすばらしい人生を歩むことを希望している」と語った。
在校生から卒業生へ感謝と祝いの言葉が贈られると、答辞を述べた女生徒は学校生活の思い出を振り返り「3年間はあっという間。その中で家族や先生、友達がいてくれたことが大きかった」と感謝を伝え「これからは頼ってばかりでなく、みなさんの温かさや優しさを忘れず、それぞれの進路を歩んでいきたい」と決意を述べた。
同校によると、卒業生の通算総数は1万5912人となる。