飯田女子高校の総合コース2年生が10月末から11月にかけて、家庭総合での保育分野の授業の一環として、座光寺保育園での実習を行っている。1日には2年5組の生徒が訪れ、園児たちと触れ合った。
同園と姉妹校である慈光幼稚園で実習を行い、幼稚園と保育園の違いを学んだり、学校で練習を行ってきた絵本の読み聞かせの実践、子どもたちの観察を目的に実施。座学だけでは学べない子どもたちの実際について学ぼうと、クラスごとに実習を行っている。
未満児から年長児まで、生徒が希望したクラスで実習。クラス担任の主導で、園児と一緒に砂場や遊具で遊んだり、追いかけっこをしたり。ぎこちない様子を見せながら、子どもたちと外で元気いっぱいに遊んだり、室内で世話をしたりと、園でのさまざまな生活を体験した。
実習の後半では、絵本の読み聞かせを実施。学校の授業の中で、絵本の読み聞かせボランティアから指導を受けてきた成果を実践していた。
同校家庭科教科担当の教諭は「子どもたちについて机の上で勉強するだけでなく、実際に体験することで発見することもある。働く保育士の先生の姿を見ることで、進路選択の参考にもなる」と話していた。