飯田工業高校で5日、在学中に自らの学習内容や進路などに関連した職業を体験する「インターンシップ」の報告会があった。体験した生徒や受け入れ企業が参加し、成果や反省点を出した。
例年通り2年生が対象で、ことしは148人のうち63人が希望。夏休みを利用し、それぞれ3日間にわたって就労体験した。
報告会は、生徒と受け入れ企業が6グループに分かれ、ディスカッションも実施。生徒たちはインターンシップ先での体験や失敗などを発表し、今後の目標についても触れた。
体験した生徒は「仕事の責任を感じた」「仕事をする上でコミュニケーションをとる難しさを知った」「ものづくりの大切さが分かった」などと感想。企業側から「今回の経験が将来就職するきっかけになればいい」と、期待を寄せる声も出た。
同校のインターンシップは、知識や視野を広げる機会として9年目。飯田下伊那の精密機械加工、電子部品製造、光学製品製造、電気通信工事、自動車整備、医療・福祉など、昨年より多い計34社が受け入れた。