飯田市の「高校生の国際交流」報告会

学校・教育

[ 2012年 4月 27日 金曜日 15時19分 ]

 飯田市が2011年度先進都市まちづくり交流事業で市内在住または市内の高校に在学中の高校生を対象に募集した「高校生の国際交流」の参加者12人による報告会が25日、市役所であった。一行は、3月24日から28日まで5日間の日程で中国の彬県、西安、上海、蘇州を訪れた。

 報告会には、参加した飯田、下伊那農業の両校関係者ら約40人が参加。参加した生徒全員が一人10分ぐらいずつパワーポイントなどを使って旅行の成果や感想などを発表した。ギターで心境にふさわしい歌を披露する女子生徒もいた。

 飯田高校3年の男子生徒は「陜西省はリンゴの生産量が中国で1位。下伊那の農家がリンゴ栽培のノウハウを現地に紹介したところ、1個の価格が上がり、2階建ての家を建てられるようになったと聞いた。GDPを増やすだけなら比較的簡単だが、急激な工業化により大気汚染や土壌汚染、労働者の待遇など新たな問題が生じている」と報告。

 日本語学校の生徒たちと懇談した感想を「ハングリーでどんどん質問してくる。日本の大学で学んだり、日本人相手に商売をするため日本語を学んでおり、一期一会の出会いを大切にしている」と語るとともに、「海外に出て学んだことや知識を飯田市のために生かしたい。リニアが通ってからのことを考えビジョンを立てていける」とまとめた。

 同校3年の別の男子生徒は「中国の都市は表面上は発展しているように見えるが、通りを1本外れると暗い感じで光と影の部分がある。沿岸部の発展に比べ、内陸部はまだまだ遅れている。日本人は無言で意思疎通をするが、中国人は自分の感情を前面に出す。積極的に世界に目を向けており、すごく刺激を受けた。日本の恵まれた環境の中で生きてきて自分がいかに甘えて生きてきたか痛感した」と述べた。

 下伊那農業高校3年の女子生徒は「日本文化について質問されたが、自分が想像以上に日本のことを知らないことを思い知らされた。中国の学生はひたむきに勉強しているのに、自分はのんびり流れに身をまかせて生きていていいのか。本気になって取り組んでいきたい。濃密で思い出深い楽しい時間を過ごせた。貴重な経験を生かして歩んでいきたい」と語った。

  

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