飯田市小中連携・一貫教育推進委員会開く

学校・教育

[ 2011年 7月 15日 金曜日 8時48分 ]

 第2回飯田市小中連携・一貫教育推進委員会(小林諭史委員長)は12日、市役所で開き、7議案について協議した。来年度から小中連携・一貫教育を実施するモデル校区については、竜東中学校区と鼎中学校区が適当と判断。20日に開く市教育委員会定例会で最終決定する。

 冒頭、小林委員長は「幼稚園・保育園から小学校、小学校から中学校へ進む時、環境の変化や勉強についていけずに不登校になる場合がある。子どもたちが悩むことがないよう、小中連携・一貫教育について協議を進めたい」とあいさつした。

 協議では、はじめに幼保小中連携推進委員会の昨年度の活動報告から、市内の各中学校区の幼稚園・保育園と小・中学校間の連携状況を確認。これまでの取り組みについて概観した。

 続いて市教委が、先月の定例会で検討した小中連携・一貫教育のモデル校区について提案。▽校区内の小中学校間の交流や連携状況から見て、一貫性のある教育を先行して推進することができると判断する中学校区▽小中連携・一貫教育に対し、地域としての理解があると判断する中学校区―の2つの基準から、竜東中学校区と鼎中学校区を挙げた。

 上久堅・千代・千栄・龍江の小学校4校から児童が進学する竜東中学校区では、保小中合同による「よこね田んぼ」の田植え・稲刈りといった行事や出前授業、職員の相互授業参観など、中1ギャップ解消のための特徴的な取り組みが進められている。鼎中学校区は小中ともに1校。学校間の距離も近く、連携が容易とされた。

 推進委ではこの日、提案された2校区についてモデル校区としての指定が適当と判断。2校区から提出された小中連携・一貫教育実施計画第1次案について協議を進め、今後の指導計画や一貫教育を進めるにあたっての課題、推進委への提案などについて確認した。

 推進委員の伊藤文竜東中学校長は「9年間でどんな子を育てるかという育成ビジョンを持ち、職員間の連携を進めたい」とした。他の委員からは、学校職員の意識改革や、地域へのコンセンサスの必要性を指摘する意見も挙がった。

 また、丸山小と小中一貫したキャリア教育を実施している飯田西中学校と、校区内の和田・上村小との交流が盛んな遠山中学校を研究協力校として協議し、承認した。

 市教委は20日に開く定例会でモデル校区を決定。今月内に、モデル校区に該当するまちづくり委員会に説明を行う。モデル校区として指定された中学校区は、実施計画第2次案について検討。小中間の交流連携について具体化を進める。

  

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