飯田長姫高 「地域人」教育の開講式

学校・教育

[ 2012年 4月 20日 金曜日 8時00分 ]

 地域を学び、貢献する飯田長姫高校の「地域人教育」で、18日に同校とパートナーシップ協定を結んだ松本大学、飯田市の3者による開講式が同日午後、市鼎文化センターであった。同校の生徒らが出席し、3人による鼎談や牧野光朗市長の特別講義を聞いた。

 調印式に続いて開いた開講式では、飯田長姫の唐澤淳校長、松本大学の住吉廣行学長、飯田市の牧野市長がパネルディスカッション「鼎談」を行い、地域人の育成にかける思いや、地域との関わりの大切さについて意見交換。それぞれ出身地を紹介しながら、自分自身のふるさととの関わりや思いを紹介した。

 牧野市長は「自分も地域のことを何も知らずに進学で離れたが、今は後悔している」とし、「どんな地域かを知った上で他の地域に行って学ぶことは意味がある」と強調。「高校生は人生の中でもっとも柔軟な思考ができ、自由な発想ができる時期。その時に足元の地域を学び、身近に感じることはとても重要」とし、地域人教育に期待を寄せた。

 住吉学長は、松本市に転住した際、住民たちが行っている草取り作業を「驚いた」と表現。「最初はわずらわしさも感じたが、地域の人たちと関わり、顔見知りの関係になることがいかに大切かを知った」とし、地域人教育を通じて「自ら学ぶおもしろさをつかんで欲しい」とエールを送った。

 唐澤校長は生徒たちに語りかけるように話し、一人一人と地域の関係を体でたとえ、共同体であること強調。「人間は一人では幸せになれない。地域の人たちが幸せになることが、自分自身の幸せにつながる」と、地域や人々と絆を深めることの大切さを訴えた。

 協定は、飯田長姫が商業科を対象に行う地域人教育を松本大学と市がサポートする内容で、松本大学と市は1年時のビジネス基礎、2年時の商品と流通(選択)、2・3年時の課題研究に講師を派遣し、学校と連携して3カ年で28時間の授業と現場での実習などを受け持ち、「地域を愛し、理解し、地域に貢献する人」を養成。飯田工業と統合して来春開校する飯田OIDE長姫高校でも継続する。

  

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