飯田青年会議所(田中寿理事長)は10日に実施する職場体験事業の事前勉強会を3日、飯田市役所で開いた。参加する小学生5、6年生80人と協力企業の担当者らが初顔合わせし、当日の体験内容を確認し合った。
昨年に続き2回目となった同体験事業は、仕事の魅力や仕事に励む大人の姿を見て、体験することで新たな心のつながりを育むことが狙い。ことしは定員を大幅に上回る200人以上から応募があり、先着順で参加する子どもを決定。飲食店や建設業、サービス業、マスコミ、警察、消防、病院など20の機関や企業が体験を受け入れた。
本日を前に、この日具体的な体験内容の説明から安全面に配慮したスケジュール調整を図ろうと、事前勉強会を開催。各機関・企業に4人ずつ振り分けられた子どもたちと担当者、同会議所メンバーらが打ち合わせを行った。
全体目標を「あいさつをしっかりする」「職場体験をしっかり楽しむ」と決定し、正しい礼儀作法を学んだほか、当日、訪れた職場の人にわたす自分の名刺を作成。子どもたちは「参加できなかった友だちの分までがんばりたい」と意欲を語った。田中理事長は受け入れ先の機関、企業に対し「情熱ややる気を子どもたちに伝えてもらいたい」と呼び掛けた。