喬木村阿島の県飯田養護学校は15日、飯田市鼎中平の市鼎文化センターで太鼓発表会を開いた。寄宿舎を利用する生徒や職員でつくる「あじまっ鼓」が13曲余を披露した。
毎年この時期に開いており、ことしで12回目。今回も学校が主催し、飯田市教育委員会、飯田養護学校同窓会花の木会などが後援した。
演奏した演目は、わーしょい、風囃子、南中ソーラン、いちの太鼓、ごぼとん丼音頭など。色とりどりの法被姿で登場したメンバーたちは、お祭りを模してステージ狭しと踊り、元気よく太鼓を打ち続けた。
「わっしょい、わっしょい」と、掛け声を上げたり、体を大きく動かしてバチを振り上げたり。観衆たちも手をたたいて応じ、会場は大盛り上がりだった。
卒業生30人による花の木組も友情出演し、3曲を披露した。
同校小・中学部、高等部の合わせて34人が寄宿舎を利用し、週開けに登校し、週末まで生活している。
あじまっ鼓として登場したのは生徒と職員合わせて総勢約50人。発表会に向けて4月から同好会活動として週に1回ずつ練習を重ね、本番が迫るとパート練習などに励んだ。
同寄宿舎の女性指導員は「ステージで笑顔いっぱいに楽しそうに演奏したり、曲によっては真剣に打つなど、一人一人向かう姿が素晴らしかった」と話していた。