飯田高校で宇宙を学ぶ特別講義

学校・教育

[ 2017年 8月 26日 土曜日 14時58分 ]

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 飯田市上郷黒田の飯田高校で25日、キャリア教育の一環として、「宇宙ごみ」の除去技術や宇宙用カメラの開発などに関わる東京理科大理工学部の木村真一教授による特別講義があり、1、2年生560人が聴講した。終了後は木村教授や同市の代田昭久教育長らを囲んだ意見交換会もあり、同校天文班の生徒ら約40人が、自らの視野や可能性を広げる大切さを学んだ。

 高校生たちの主体的な学びを促し、郷土の魅力も知ってもらおうと、航空宇宙産業や宇宙教育に力を入れる市と連携して企画した。薬学部卒の木村教授は「本物から学ぶこと、出会いから学ぶこと」と題して講演。人工衛星に衝突するなどで問題となっている「宇宙ごみ」を集める技術などを伝え、環境や固定観念にとらわれない柔軟な対応や発想も期待した。

 講演後の意見交換で天文班の男子生徒は「宇宙ごみがぶつかっても壊れないものにすればいいのではないか」と質問。木村教授は宇宙ステーションでは衝撃を吸収したり、防御したりの仕組みがあるが、莫大な費用が掛かるため、人工衛星では難しい実情を説明した。

 木村教授や、同校OBの代田教育長と多摩川精機の荒井広史技監による対談もあり、それぞれのキャリア形成も交えて高校生たちを激励した。代田教育長は「自身の軸や強み、好奇心や夢を持てるかが大切」、荒井技監は「飯田でも一流の仕事はできる」などと呼び掛けた。木村教授も「アクションが重要。やらずに失敗しないより、やって失敗した方が自らの世界を広げる」と背中を押した。

 2年で天文班副班長の加藤愛菜さん(16)は「自分が興味あるものだけでなく、さまざまな分野にも目を向けて進路を決めたい。宇宙については親近感や興味が増しました」と笑顔で話した。

  

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