高校の将来像を考える協議会

学校・教育

[ 2019年 6月 6日 木曜日 16時55分 ]

 県教育委員会が進める県立高校第2期再編で、飯田下伊那地域(旧第9通学区)の首長や教育関係者らでつくる「南信州地域の高校の将来像を考える協議会」が発足し、初会合が5日、飯田市役所で開かれた。定時制を単位制に移行するなど、多部制・単位制の機能を補完する仕組みを検討する方針。南信州広域連合が主体となって議論を進め、県教委に意見、提案する。

 県立高校の再編計画などを盛り込んだ「高校改革~夢に挑戦する学び~実施方針」を踏まえ、旧12通学区ごとに協議会を立ち上げて検討を進める。

 旧第9通学区は、高校再編に伴い飯田工業高校と飯田長姫高校の統合新校「飯田OIDE長姫高校」が2013年に開校している。現状は立地に応じて「都市部存立普通校」が飯田と飯田風越、「都市部存立専門校」が飯田OIDE長姫と下伊那農業、「中山間存立校」が松川、阿智、阿南の3校。旧第9通学区の中学校の卒業者数は33年には17年の68%まで減少する見通し。

 県教委の実施方針によると、現段階ではおおむね適正な規模を有するとするが、将来的には学校規模の縮小を想定。南信地区の多部制単位制高校として箕輪進修高校(箕輪町)が配置されているものの、地理的に通学が困難な状況にあるとして検討課題に挙げる。

 そのうえで再編計画の方向として、学校規模の縮小を見据えた地域全体の高校の将来像についての検討を進め、地域の合意形成を図っていく必要があると指摘。また、多部制・単位制の機能を補完する仕組みを検討することが考えられる―とする。

 同協議会は市町村長や教育長代表、産業界代表、学校代表ら16人で構成する。この日の会合では、高校改革の取り組みについて県教委側から説明を受け、現状と課題を共有した。中学校や高校の現場からは多部制・単位制の地域のニーズを指摘し、「進路の幅が広がる」といった声が上がった。

 多部制・単位制は、生徒が午前部、午後部、夜間部など希望する時間帯を選択して授業を受け、一定の単位数を満たせば卒業できる。

 計画によると、11月をめどに素案をまとめ、住民説明会や議会への説明などを経て意見・提案書を策定する。

 会長に南信州広域連合長の牧野光朗飯田市長を選んだ。牧野会長は「少子化の時代に、地域の子どもたちがしっかりを前を見据えて学べる環境づくりについて議論できれば」と話した。

◎写真説明:高校の将来像を考える協議会の初会合

  

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