高校生ボランティアキャンプ中間報告会

学校・教育

[ 2019年 8月 22日 木曜日 16時48分 ]

 飯田市社会福祉協議会が主催する「高校生ボランティアワークキャンプ事業」の中間報告会が17日、東栄町のさんとぴあ飯田で開かれた。参加者のうち4人が、2泊3日で上村と南信濃に滞在しながら行ったボランティアについて紹介した。

 合宿型のボランティア体験を通じて、地域の課題や課題解決に向けた住民の取り組みを理解してボランティア精神を高めるとともに、将来の福祉の担い手育成につなげることを目的に本年度から実施し、2回目。

 下伊那農業と飯田女子の2校から2、3年生5人が参加した。昨年に続いて、急速な高齢化や過疎化の進行が課題になっている上村と南信濃の地域福祉課題をテーマとし、7月から事前学習を行った後、2泊3日で現地でボランティア活動を行った。

 1日目は、高齢者宅を訪問して生活の中でのニーズ調査を行い、地元中学生や住民との座談会を実施。2日目に、ボランティアを希望した一人暮らしの高齢者の家を訪れて、掃除や洗濯物の片付け、団子作りなどを手伝った。3日目は南信濃公民館主催の小学生向け事業に参加し、住民らと運営に携わった。

 この日は事後学習会に続いて、市社協職員など関係者を対象に活動内容を報告。現地での3日間の取り組みを紹介し、感想を述べた。

 ニーズ調査では、予想に反して困りごとのある人が少なかったことを挙げ「近所の人や別の場所に住んでいる家族、ヘルパーさんが来て話し相手をしてくれたり、荷物を届けたり病院まで乗せていってくれる。普段の関わりから支え合う環境ができている」と指摘。

 中学生との座談会では、コンビニやコインランドリーがほしいという意見もあった一方「そういった物を造ると木を伐採しなければならず、遠山の自然の良さがなくなってしまうと言っていた。そうやって考えることができるのは、小さい頃から遠山の良さを知っていて、地域の課題に向き合っているからこそ」と振り返った。

 「3日間を通して、遠山地域では当たり前のように支え合いが行われていると感じた。人と人とのつながりが大事で、私たちもつながりを大切にしていきたいと思った」と話していた。

 参加者は10月まで事後学習を実施。ボランティア体験の振り返りを行って自分たちの住む地域の課題を考察し、11月に開催される地域福祉活動推進研修会で改めて発表する。

◎写真説明:上村・南信濃でのボランティア活動を報告

  

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