高森で子どものいじめ防止条例の検討始める

学校・教育

[ 2012年 12月 14日 金曜日 9時06分 ]

 高森町次世代育成支援推進協議会は12日、町福祉センターで会合を開き、町が制定を目指す「子どものいじめ防止条例」(仮称)について検討を始めた。来月に予定する次回会合で事務局側が素案を示し、早ければ来年3月の町議会定例会に条例案を提出する。

 委員24人のうち18人が出席。それぞれの立場で現況や過去の事例を報告し、町のいじめ問題を共有した。熊谷元尋町長の意向を聞き、今後の進め方を確認。条例の名称も含めて検討する。

 町教委によると、町内3小中学校の本年度のいじめ認知件数は、8月末までに計24件。「悪質なものはない」とした一方、学年が進むにつれて悪化する傾向を指摘し、指導中の事案などを説明した。

 岐阜県可児市の「子どものいじめ防止条例」などを参考に論点を整理していく方針で、来月中旬に可児市を視察する予定。

 町は、社会問題化したいじめを防止するための理念を明文化するなどして、いじめから子どもを守る環境づくりを目指す。「いじめ防止条例は安全配慮義務の具体化。町民の理解を得ていきたい」といい、パブリックコメントを募った上で議案化する。

 高森中の生徒会は、2008年度に独自の目標「小原ケ丘憲法」を制定した。冒頭あいさつで熊谷町長は「小原ケ丘憲法の理念を町全体で共有し、町ぐるみでいじめ防止に取り組みたい」と話した。

 可児市の条例は、小中学生が対象で、子どもたちが安心して生活し学べる環境をつくろうと制定。市や学校、保護者、市民がそれぞれの立場でいじめを防ぐため取り組むべき責務を規定する。

  

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