高森北小4年生がホタルの幼虫を放流

学校・教育

[ 2015年 3月 11日 水曜日 9時59分 ]

 高森町の高森北小学校4年生29人が10日、学校で育てたゲンジボタルの幼虫を同町山吹にあるホタルの名所「天伯峡」に放流した。例年だと6月上旬にホタルの舞う姿が見られ、児童たちは「きれいに飛んで」などと願いを込めた。

 天伯峡を流れる寺沢川一帯は、古くからゲンジボタルの生息地として知られる。

 山吹の住民有志でつくる天伯峡ほたる管理委員会が寺沢川近くに専用水路を設けるなどホタルの生息環境を維持・管理し、毎年北小の協力で幼虫を放流している。

 管理委員会は昨年、6月下旬に母ホタルを採取し交配、産卵の後、10月21日に5ミリほどの幼虫約1000匹を北小に届けた。同校では例年通り、4年生が飼育を担当。当番制で幼虫が入った容器の水を入れ替えた。約5カ月間にわたって大事に育て、幼虫は大きいもので3~5センチになった。

 児童たちはこの日、育てた幼虫と、幼虫のえさとなるカワニナを紙コップに入れ、幅1メートル、長さ約50メートルの専用水路に一斉に流した。山吹保育園の年長園児16人も加わった。

 放流した幼虫は4月下旬から5月上旬にかけて上陸し、土中に土繭をつくり、40日ほどでサナギとなる。その後、10日ほどで羽化。同管理委員会によると、6月10日頃から舞い始め、同下旬にピークを迎えそうだ。6月には恒例「ほたる祭り」が開催される。

 管理委員会の清水駒洋委員長は「寒い時期の水替えは大変だったと思うが、皆さんの協力で幼虫は大きくなった。ホタルの乱舞を楽しみにしてほしい」と話した。

  

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