高森町で「ブンカザイルキッズ」開く

学校・教育

[ 2019年 6月 29日 土曜日 14時44分 ]

 高森町教育委員会の親子向け文化財体験学習「ブンカザイルキッズ」が29日、下市田の安養寺で開かれた。近隣の親子ら17人が参加し、町文化財の梵網経を見学し座禅などを体験した。

 ブンカザイルキッズは、親子で体験しながら町の文化財を楽しく学んでもらい、地域に愛着を持ってもらおうという事業。年8回ほどを予定し今回は、本年度2回目。

 集まった親子連れは、松岡泉岳住職から松岡城を築いた松岡氏と同寺の歴史を聞いた。安養寺は1338年、9代松岡貞景が松岡城の初代城主となって建立した。町文化財の梵網経上下2巻は、10代貞政が父貞景の三十三回忌法要で奉納した5部200巻のうち、現存する史料。貞政直筆の奥書がある。

 松岡住職は「信長侵攻で寺院が焼失したことや徳川家康による改易のせいか、松岡氏の史料は全く残っていない。この書が唯一のものだ」と貴重さを伝えた。

 高森南小学校も松岡城の続きにあたり「校歌に歌われるのはそのため」と教えた。また、通学路から見える山「古御家(ふるごや)」にはお姫様が住んでいてきれいな水が出る井戸があった。松岡氏は、その水を使って知久氏らを招いた茶会を安養寺で開いたという。

 後半は親子で座禅や抹茶を体験。心静かに姿勢を整えながら、松岡氏から続く歴史を感じた。

◎写真説明:松岡氏直筆の文化財を見る(安養寺で)

  

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