40年ぶりに龍江小6年が紙すき作業

学校・教育

[ 2015年 2月 12日 木曜日 9時27分 ]

龍江小紙すき 飯田市立龍江小学校の6年生21人が卒業記念になる思い出づくりをしようと、1973(昭和48)年までは下久堅地区に次いで盛んだった紙すきを、以前紙すきを行っていた地元住民や公民館の協力を得て初体験した。

 

 龍江村誌によると、それまで盛んだった紙すきが73年で行われなくなったとの記載がある。同小は総合的な学習の時間で地元の歴史についての知識を深めており、地域に協力を求めて体験事業が実現した。

 

 紙すきの地元経験者の男性や同小の「伝統と文化のクラブ」が指導。当時の機材は老朽化して使えるものがなく、学校や公民館にある道具を使いながら作業が進められた。

 

 接着の役割を果たすトロロアオイの種まきは昨年5月、校内の畑で実施。1月に地区内に自生するコウゾ(接着の役割を果たす)を採取して黒皮収穫と皮はぎを行い、今月2日に繊維をたたいてほぐす「打解」を経てすき作業を行った。

 

 指導した男性が「正月元旦に目を覚ますと、足袋とげたが枕元に置かれていた。親が紙すきで一生懸命稼いだお金だなあと感じたもの」と昔を振り返ると、児童たちも「木の皮から紙ができることにびっくり」と熱心に作業に励んだ。体験事業を企画した担任の教諭は「学校だけではできなかった作業。地域のありがたさを子どもたちも感じてくれたのでは」と話し、鳴海和彦公民館長は「40年ぶりに再現できてとても嬉しい。継承していくきっかけになれば」と語った。

  

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