AFS日本協会の高校生留学プログラムで飯田市に滞在しているイタリア出身のエリアーナ・バルボネッティさん(16、愛称エリー)は13日、同市立山本小学校で1日交流を行った。
同留学プログラムは異文化の丸ごと体験を目的とし、地域との交流も留学後半期に展開。地元小中学生とのふれあい体験は地域貢献の一環で、子どもたちに生の異文化を体験し、世界を身近に感じてもらうことを期待する。
エリーさんは昨年8月に来日し、現在は飯田高校2年生に在籍。ホストファミリーの家から高校に通い、さまざまな日本文化を体験している。
この日は2~6年生と交流。算数や英語の授業などを体験した。給食や人形劇の授業にも参加し、エリーさんからは出身地のイタリアについて紹介した。
2年生との学級交流では、児童らは英語でエリーさんへ質問をし、一緒にゲームを楽しんだ。普段から外国語活動に関心があるという児童らは、前日から英語の練習を行ったという。英語が通じると笑顔になり、授業後もエリーさんを囲んで質問が飛び交った。
エリーさんは「日本語は難しいけれど素晴らしい。子どもたちはとても可愛く、楽しくて、先生になったみたい」と交流を喜んだ。
18日には伊賀良小学校を訪れる予定。6年生を中心に1日交流を行う。
同協会では留学生のホームステイ先となるホストファミリーを募集している。
問い合わせはAFS日本協会東京事務所(電話03・6206・1911)または同協会長野南信支部(Eメールinfo―nanshin@afs.or.jp)へ。
◎写真説明:エリーさんとじゃんけんを楽しむ児童ら