OIDE長姫、松川にリバーパーク整備へ 自分たちでつくろうプロジェクト

学校・教育

[ 2017年 8月 19日 土曜日 14時22分 ]

整備イメージを説明する生徒ら

 高校生が計画立案し、自らの手で構造物などを造り上げることで、建設産業の魅力や実践的なものづくりの達成感を体感してもらい、建設業への就労促進を目指す県の事業「自分たちでつくろうプロジェクト」が、飯田OIDE長姫高校で展開されている。

 「松川にOIDEなんしょ!プロジェクト~高校生と地域の匠たちによりかわる松川! とびこめ わたろう! 郷土のリバーパーク」をテーマに、松川の城下大橋から水ノ手橋までの約500メートル間で、ランニングロードをはじめ親水広場、川を渡れる飛び石や階段を整備するとともに、対空標識を設ける計画だ。

 同プロジェクトは、同校の社会基盤工学科3年生7人をはじめ、県建設業協会飯田支部、県測量設計業協会南信支部、飯田建設事務所の産学官が一体となり実施する。

 高校生の企画に対し、県が学びのフィールドとして建設現場や機材を提供する他、建設にかかわる法律の指導など、実現をサポート。また、調査設計業者が計画から測量設計における技術支援を、建設業者が現場施工における技術支援を行う。

 初顔合わせとなった5月末の全体会議以降、生徒らは週3時間の課題研究授業や、月2回の県担当者らとの打ち合わせなどを通じ、松川の整備方針を検討。18日、同校で開いた打ち合わせで、具体的な整備案やその効果などを発表した。

 現在の堤防道路から一段下がった場所に設けるランニングロードは、同校運動部員の体力強化や地域住民の健康増進などが目的。また、対岸への近道として川の中に飛び石を設置し、ランニングロードの一部とすることで、川と住民との距離を縮める狙いも。

 新たな野外活動の場として交流を生む親水広場には、水路や水車、ビオトープなどを設ける計画。雑草対策として、地面をレンガ張りにするアイデアも出された。対空標識は、災害発生時、空中からの位置把握や住民の避難誘導に役立てられる他、ランニングロードの距離標にもなるという。

 8月末に設計、建設業者らとの打ち合わせを行い、専門家の意見を聞きながらさらに細部を詰めていき、10月から測量などの実務に入る構え。整備全体が完了するのは2、3年後になると見込まれ、3年生は整備イメージの模型を製作し、下級生に思いを引き継いでいく。

 同校の平岩竜紀さん(17)は「県や、設計、建設業界の皆さんにアドバイスをもらいながら、自分たちの手で整備計画を練ることができるのは、とても貴重な体験。難しいことも多いが、とてもやりがいがある。3年生としてできることは限られてくるが、一つ一つしっかりと形にし、後輩に託していきたい」と話した。

  

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