OIDE長姫高で牧野市長が特別講義 課題研究のヒントに

学校・教育

[ 2015年 5月 11日 月曜日 12時48分 ]

 飯田OIDE長姫高校(上野敏校長)でこのほど、生徒自ら考える力を育成する地域人教育の一環として、牧野光朗飯田市長による特別講義を開いた。商業科3年生約70人が参加して、牧野市長が語る南信州・飯田の戦略的地域づくりの考え方に注意深く耳を傾けた。

 同校商業科の3年生は、「課題研究」授業において地域課題を調査し、自分たちでできる解決策を考え、実践する取り組みを行っている。市長講義は、それら課題研究を行う意味や核に据えるテーマ、授業に向かう姿勢やヒントを受け止めることが狙い。

 はじめに、人口減少時代における都市の再構築について、牧野市長が日本の総人口の推移と推計を使い、2050年の人口が9708万人になる見通しであることを示し「高齢化率では世界中のどの国も経験したことがなく、世界が注目している」と指摘すると、生徒たちは「減少する中で、一人一人の資質を高めていく必要がある」と現状を分析した。

 その上で牧野市長は、子育て世代が地域から離れていく状況を問題提起し、人と人、人と地域の結び付きの重要性を強調。市民出資による太陽光発電普及事業に取り組む「おひさま進歩エネルギー」の原亮弘社長を例に挙げ、「原さんは長い間地域の中で公民館活動に励み、新しい可能性を信じて自分の意思で地域に役立つをことを始めた」と紹介。「学びが地域をつくる。その土壌が飯田市にはある」と訴えた。

 生徒たちに向けて「既成概念にとらわれては駄目。これからの時代はデザイン志向」と話し、「想像力、事業構想力を磨き、自分たちの地域を自分たちで考えていかなければならない。地域の一員として、ぜひまた戻ってきてもらいたい」と呼び掛けた。

 生徒が「リニアが開通したとき、どんな飯田市であってほしいか」と質問すると、「大都市圏と近くなるが、その一部にはならない。飯田らしさを残すことが魅力的なまちになる」と答えた。

  

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