OIDE長姫高のテックレンジャーが総理大臣表彰

学校・教育

[ 2018年 11月 21日 水曜日 15時47分 ]

テックレンジャーに扮する部員ら

 子供や若者が地域や社会の輝く未来に向けて行う社会貢献活動の功績をたたえる、内閣府の2018年度「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」で、飯田OIDE長姫高校コンピューター制御部(部員数12人)の「高校戦隊テックレンジャー」が内閣総理大臣表彰(全国で2件)を受賞した。

 保育園を訪問しての園児との交流や市町村のPRイベントの参加、子供たちにものづくりの楽しさ、科学の面白さを伝える工作教室の開催など、多岐にわたる地域貢献、活性化に寄与する活動が高く評価された。

 15年度の同表彰創設以来、長野県内の個人、団体が受賞するのは初めて。

 地域イベントなど年間20回程度、戦隊ヒーロー、テックレンジャーショーを実施している同部。ヒーローの衣装や武器をはじめ、ショーの演出で使う小道具なども全て部員らの手づくりだ。

 社会問題を題材にしながらも、子供たちに夢と希望を与えるストーリーや演出、アクションも自分たちでアイデアを出し合い創り上げている。

 本年度は、2、3年生部員7人のうち5人が女子生徒となったため、これまで主に男子生徒が演じてきたヒーロー役を全員女子部員に任せ、「ガールズ戦隊」にリニューアルした。

 リーダー役の“レッド”、「テックガーネット」に扮する建築学科3年の宮崎星来さん(18)は、「男子に比べアクションの迫力が欠けてしまうので、その分子供たちを楽しませる小物を増やしたり、女性らしい動きに気を配った」という。

 大きな路線変更に最初はプレッシャーを感じたというものの、「ショーを見に来てくれる人の反応が力になり、今は気持ち良くやらせてもらっている」と笑った。

 また、部長を務める電気電子工学科3年の東谷純汰さん(17)も「たくさんの人がテックレンジャーのファンとなり、ショーでは大きな歓声を上げてくれる。とてもやりがいのある活動」と笑顔。「今回の大きな賞の受賞も、今のテックレンジャーがあるのも、先輩たちが苦労しながらも活動を受け継いできてくれたからこそ」と感謝した。

 テックレンジャーの活動は、10年度に旧飯田工業高校電子機械科3年生の課題研究で「FRPマスクの製作」に取り組んだことが始まり。工業の「Technical」にちなんでテックレンジャーと命名し、全校課題研究発表会でショーが披露された。

 13年に同校と飯田長姫高校が統合し、現在の飯田OIDE長姫高校になってからも、毎年キャラクターやアイテムの追加、変更などを行いながら活動を継続。地域イベントには引っ張りだこで、人気ヒーローとしての地位を確立している。

 毎年保育園での交流を行っていることもあり、特に園児らからの人気は抜群。訪れた際にはまさに鳴りやまない大歓声に包まれる。

  

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