飯田OIDE長姫高校商業科の3年生5名が27日、ひさかた和紙について学ぼうと、飯田市下久堅地区を訪れた。ひさかた和紙保存会(平岩宏保会長)の役員2人から和紙の歴史や保存会の活動を学び、楮(こうぞ)とトロロアオイ畑、かまどの見学、楮のわき芽摘み体験も行った。
同校と松本大学、飯田市による「地域人教育」の一環で、生徒5人はひさかた和紙の商品化と販売を課題研究にしている。
役員は、ひさかた和紙といえば小学生の卒業証書づくりが有名だが、過去には傘や凧、ラベル、うちわなども製作していたと説明。原料となる楮やトロロアオイの栽培にも手間をかけていることにも触れ、良い和紙を作り続けていくためにも、多くの人にひさかた和紙の魅力を知ってもらい、生徒たちの活動に期待していると話した。
生徒達は1年かけて課題研究に取り組み、紙すきなども体験する予定。