「リニア飯田駅設置総決起大会」に広域連合も全面協力を

リニア中央新幹線

[ 2010年 4月 20日 火曜日 9時22分 ]

 南信州広域連合議会は19日、地域課題検討委員会(林幸次委員長、委員11人)を県飯田合同庁舎で開き、リニア中央新幹線の経緯と現状について説明を受けた。5月8日に飯田文化会館大ホールで開催する「リニア中央新幹線飯田駅設置総決起大会」について、広域連合議会としても市町村議員全員に参加を呼び掛けることを確認。オブザーバー出席した下平豊久副連合議長(豊丘村議長)は「問題ないので、連合議長に報告し具体的に対応していきたい」と述べた。市議会では先の特別委員会を受け、議長名で全員出席を呼び掛けている。

 冒頭、林委員長(飯田市議会)は「南信州地域の発展に欠かせない駅設置に向け間違いのない対応をしていきたい」とあいさつ。渡邉嘉蔵副管理者(副市長)は「定住自立圏の新しい枠組みの中で地域の発展を確固たるものにしていこうと取り組んでいる。リニア駅がどこにできるにしても効果を飯伊あまねく行き渡らせ、全体の地域づくりに生かしていくことが重要な課題」と強調。トンネルからの排土を例に挙げ「膨大な量が想定され、1つの自治体の中で処理できない。広域挙げて取り組んでいかねばならない。地域が一体となって情報を共有しながら事態の進捗にあわせて歩調を一にしながら進めていきたい」と述べた。

 この後、リニア中央新幹線の経緯と現状について、飯田市企画部の木下悦夫参事(リニア推進対策担当)が説明。飯田駅設置の実現に向けて、5月8日の総決起大会で郡市民の盛り上げを図り、地域の将来ビジョンの検討に具体的に入っていく方針を説明した。この中で、同参事は「リニア将来構想検討会議を5月半ばから開始する。グローバルな意見を聞く有識者会議、地域の意見を聞くワーキンググループ(環境など4~5グループ)、ビジョン検討会議の3つからなる。広域連合と協働で取り組む」と述べた。

 委員から「大鹿から中津川へ行く線は示されているのか」と質問があり、同参事は「具体的にはまったく示されていないが、地域づくりを考える上で必要」と答えた。また、「飯田駅は中心市街地に設置した方が効果は高い。ルートそのものが決まってはいないが、事前に要望していく方法はあるか」との質問に、渡邉副管理者は「駅設置の場所によって地域の将来に大きな影響がある。県とも十分相談しながら、いずれかのタイミングでどこがいいという意思表示をしていくことも必要」との認識を示した。

 このほか、総決起大会について「社会経済状況や政治情勢などによって平成25年の営業開始の目標が先送りされないか懸念している。そうならないようにするためにも地元の熱意が大事。地域みんなで大いに盛り上げ、本気になってやっていくことが大切」との意見も。渡邉副管理者は「今はいろいろ言われているが、動き出せばあっという間。ゴーということになった時にどうしようでは間に合わない。遅れをとらないよういろんなケースを想定しながら準備していくことが必要。リニア飯田駅が長野県の南の玄関になるのは間違いない。いろいろ交互に気を配りながらきっちりものにしていく」と述べた。

  

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