リニア募金の受け皿、1日に6機関に口座開設

リニア中央新幹線

[ 2010年 6月 30日 水曜日 15時29分 ]

 リニア飯田駅設置に向けて市民募金を展開しているリニア中央新幹線飯田駅設置推進協議会(会長=宮島八束飯田商工会議所会頭)は7月1日、飯田下伊那地域に事業所がある6つの金融機関に、募金の受け皿となる口座を開設する。3月に開始を宣言した「南信州リニア預金」「1日10円貯金」で個人や企業が集めた募金を、同日から受け入れる。新たに啓発ポスターも作成し、市民の意識を高揚させながら駅建設費や周辺整備の一部に充てる費用として20億円の達成を目指す。

 商議所で開いた同協議会の幹事会で事務局が発表した。

 募金の振込み先となる普通預金口座は、八十二銀行、飯田信用金庫、長野銀行、長野県信用組合、JAみなみ信州、長野県労働組合の6機関に開設。将来の寄付を前提に、個人や企業が金融機関に個別口座を設けて積み立てを進めてきた「南信州リニア預金」や、各家庭・企業が1日10円ずつ貯金をする「1日10円運動」で市民や企業が集めた募金をまとめる受け皿とする。

 最低、最高金額は決めず、1日から受け入れをスタート。JR東海や県などとの費用分担が不透明な中間駅の建設費のほか、併設施設や周辺整備への活用を想定しており、「適切な時期に行政に寄付する」としている。

 協議会は目標額について「すべての郡市民が1日10円ずつ10年間ためた額」(事務局)として20億円を掲げている。

 受け入れ開始に伴い、協議会はリニア誘致と募金を呼び掛ける独自のポスターを作成し、配布することも決めた。飯田と東京、名古屋のイメージ写真と予想される所要時間などを並べ、開業後の南信州の姿を予感させるデザイン。希望者に無料(A2版、2枚目から原価200円が必要)で配布する。

 子ども向けに作成したリニア下敷きは、各地区の商工団体や民間企業の寄付が相次ぎ、これまでに1万枚が各地区の小学生に配られている。

 協議会事務局の熊谷秀樹さんは「わずかな金額でも、多くの方に募金していただけることに意義がある。市民の力で飯田駅を実現しようという意気込みで、募金活動を盛り上げていきたい」と話していた。

 幹事会では、リニア誘致活動をめぐる今後の方向性についても意見交換した。

 一部からは、市が実施した環境影響調査の結果などを踏まえて「経済界としても、飯伊のどの場所に駅をつくるべきなのか、考えをまとめる必要があるのではないか」とする意見が出された。一方、交通政策審議会リニア中央新幹線小委員会の審議の行方を見守り、「ルートが決まってから取り組むべき」とする声もあり、今後の課題とした。

 南信州リニア預金や1日10円運動に関する問い合わせは、推進協事務局の飯田商工会議所(電話0265―24―1234)へ。1日に開設するリニア募金の口座は次の通り(いずれも普通預金口座)。▽八十二銀行飯田支店(573748)▽飯田信用金庫本店(4895198)▽長野銀行飯田支店(8520003)▽長野県信用組合飯田支店(8332236)▽みなみ信州農業協同組合飯田支店(0012031)▽長野県労働組合(9721512)

  

関連の注目記事

powered by weblio


  
        


南信州新聞公式アカウント
@minamishinshu



記事の検索はこちらから







webで電子版「南信州」を購読

南信州オンラインブックストア
新刊情報



平成二十六年丙申歳 飯田お練りまつり
著:飯田お練りまつり奉賛会編
 出版社:南信州新聞社出版局

連載記事