「新交通システムで検討」

リニア中央新幹線

[ 2021年 2月 10日 水曜日 15時49分 ]

 リニア中央新幹線の整備効果を広範囲に広げ、地域振興策に生かす方策を検討している「伊那谷自治体会議」(座長・阿部守一知事)は9日、県飯田合同庁舎で会議を開いた。飯田市の佐藤健市長はリニア県内駅からJR飯田線に接続する乗換新駅について「設置ありきではなく、新しい交通システムで接続する方法を検討したい」と提案。上伊那地域の首長らは一定の理解を示した。

 乗換新駅の設置を巡って同会議は、2017年1月に検討事項に位置付けることを確認。地元負担による請願駅とし、JR東海との交渉や具体的な検討を飯田市が担ってきた。

 佐藤市長は、新駅を設置すれば10億円程度と見込む建設費と施設整備などの固定費がかかるが、新しい交通システムの場合は「整備費用が固定化されず、柔軟な発想・対応で運営ができる」と強調。市の来年度一般会計当初予算に、リニア時代の2次交通を検討するための調査費を盛り込む考えを示した。

 提案を受けた伊那市の白鳥孝市長は「時代と技術の変化に応じたやり方が一番良いのではないか」。駒ケ根市の伊藤祐三市長も「技術の進歩はこれからもっと激しくなるはず。固定的にものを考えるのは避けた方がいい」と理解を示した上で、「新駅の有無に係らず飯田線とのアクセスは重要。2次交通として最も有利なものは何かを検討して」と注文を付けた。

 ビデオ会議で県庁から出席した阿部知事は「接続のあり方、飯田線の活性化について市と一緒になって考えていく」とし、「今後の検討状況を継続的に会議で報告し共有してほしい」と求めた。

 会議後の取材に佐藤市長は「リニア開業時期から逆算して長い時間はかけられない。できるだけ早く結論を出したい」と話した。

 伊那谷自治体会議は飯田、伊那、駒ケ根市と上下伊那の広域連合、県関係部局などで構成。この日は首長らが出席し、阿部知事とつないだ。

 リニアバレー構想実現に向けて昨年3月の会議で基本方針などを決めた「実現プラン」の進捗状況なども報告され、出席者からはコロナ禍での生活様式の変化を踏まえた取り組みを求める声が上がった。

◎写真説明:県飯田合同庁舎で行われた伊那谷自治体会議

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     

最近の記事

定数超の13派出席

5月14日金曜日15:13

「飯田北改良」構造物設計

5月14日金曜日15:14

環境対策工を一部変更

5月13日木曜日15:04

環境対策巡る懸念伝える

5月13日木曜日15:11

山梨工区の広河原斜坑を公開

5月12日水曜日15:51

学習の集大成を披露

5月12日水曜日15:24

開始早々初回分埋まる

5月11日火曜日15:49

東北にいってらっしゃい

5月11日火曜日15:41

自然とアートが融合

5月10日月曜日15:58

飯田が17年ぶりに南信制す

5月10日月曜日15:51

村の新たな観光拠点に

5月8日土曜日13:17

30匹が元気よく

5月8日土曜日13:01

「参加者の安全確保して」

5月7日金曜日15:42

屋外で多彩な催し

5月7日金曜日15:53

2度の延期乗り越え門出祝う

5月4日火曜日13:01










記事の検索はこちらから





















南信州電子版購読

スポンサーリンク

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞