ピークは作業員300人 大鹿村内のリニア南アルプストンネル工事

リニア中央新幹線

[ 2016年 9月 16日 金曜日 16時48分 ]

南アトンネル工事の年別作業員数

 今秋にも工事着手されるリニア中央新幹線・南アルプストンネル長野工区(延長約8・4キロ)の建設工事で、大鹿村内にできる作業員宿舎の年度別利用人員の想定が明らかになった。作業開始時は90人程度を見込むが、2020年度のピーク時は月平均164人となる見通し。他に村内で計画されている伊那山地トンネルの工事も含めると、作業員は最大で300人程度になるとみられる。

 

 工事を請け負う鹿島などの共同企業体(JV)が、地元食材の納入に向けて村内の業者などに示した。概算値という。

 

 当初の想定より着手が遅れているため、ずれが出ているとみられるが、ヤード整備や作業トンネルの掘削工を予定する本年度は、主に80人台で推移する見通し。

 

 100人を超える月が増えるのは18年度の秋以降で、JR東海の工程表と照合すると、本坑や先進坑の掘削が本格化する時期と重なる。

 

 ピークの20年度は、除山、小渋川、釜沢非常口の掘削工が並行して進む他、覆工や路盤工も始まる予定で、秋から次年度の夏まで、各月最多の169人を見込む。

 

 22年度までに釜沢と小渋川非常口の主要な工事が終わるため、23年度は二桁台まで減少。ガイドウェイと電気工事などが残るが、25年度は一桁台、開業予定前年の26年度はゼロ人としている。

 

 同工区の作業員宿舎は、JRの長野工事事務所大鹿分室(大河原)の隣接地にできる。約8000平方メートルに7棟と駐車スペースを確保する計画で、収容人数は200人。

 

 JRは、JVの社員を含めると、ピーク時には約200人が現場に入るとみており、地区ごとに開いている工事説明会でも伝えている。

 

 大鹿村内では南アの他、近く豊丘村内の一部について工事契約をする伊那山地トンネル(大鹿村―豊丘村間を結ぶ全長約15・3キロ)や、小渋川橋梁の建設も計画されている。

 

 伊那山地トンネルについて、JR東海の澤田尚夫・中央新幹線建設部長野県担当部長は「来年の今ごろ(秋)から始めたい」と説明。工事発注前で宿舎の場所は未定としながらも、人員は100人前後との見通しを示して「(伊那山地の工事を行う)青木に100人来るとすれば、ピーク時(の村内作業員数)は300人になる」と話した。

 

 村内では、塩の里直売所(鹿塩)を運営する大鹿里山市場が取りまとめ役となり、必要な野菜や果物を宿舎に納品する計画で、肉や魚類については村商工会商業部会が中心となってJVと調整している。

  

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