ボイス81で知事に要望、リニア早期実現と道路整備を

リニア中央新幹線

[ 2009年 9月 17日 木曜日 14時47分 ]

 知事と市町村長が地域の課題を話し合う懇談会「ボイス81 南信州地域会議」が15日、飯田市座光寺の麻績の里交流センターで開かれた。飯田下伊那14市町村長が出席し、村井仁知事らに、リニア新幹線の早期実現や飯田駅設置推進への支援や、病院への搬送路でもある「命の道」として、三遠南信道をはじめとする道路ネットワーク整備促進を求めた。

 これまでは県飯田合同庁舎で開いており、地域に出向いたのは初めて。麻績の竹宵とナシの「南水」、売木村の「センナリホオズキ」、昨年8月のひょう害に遭った豊丘村のリンゴを加工した「リンゴのコンポート」と、南信州ならではの品々でもてなし、村井知事には名前入りの阿島傘を贈った。

 地域の共通課題として「リニア中央新幹線飯田駅設置へ向けての支援」と「命の道としての道路ネットワーク整備促進」を要望。牧野光朗・南信州広域連合長が代表して、リニア飯田駅設置を最重要プロジェクト、定住自立圏でも欠かせないものと位置づけた上で「取り組みの強化を図りたい」と支援を求めた。

 リニア新幹線について、村井知事は「ぜひ早期実現したいという思いは皆さんと同じ」としつつも「県内はBルートでコンセンサスが得られた経緯があり、今まで言ってきたことを言っているだけ。ルート問題は選択していない」と説明。「駅がなければ意味がない。飯田周辺に駅を招致したい気持ちは良く分かる」とし「JRから十分な情報が提供されていない。JRと地元との情報共有を豊かにすることが大切ではないか」と述べた。

 道路整備について、三遠南信自動車道への期待は十分に招致している―とし「最優先で取り組まなければいけない事業」と強調。下伊那南部の村長からの「県立阿南病院への道路を整備してほしい」との要望に対し「しっかり整備したいが、すぐにできるものではない」とした。

 各市町村長からの提案や要望では、定住自立圏域が一体となった地域医療再生事業の実現に向けた社会インフラの整備や、有害鳥獣対策への支援などが出た。

 高森町の熊谷元尋町長は、商工会への補助金について「元気づくり支援金のように、意欲的な取り組みに対して上乗せできないか」と提案。阿智村の岡庭一雄村長は、三遠南信交流の今後を見据えたコンベンション施設の必要性を説き、泰阜村の松島貞治村長は、地域との連携がより柔軟にできる、県立阿南病院の自由度の高い独立法人化を望んだ。

  

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