リニア 乗換新駅設置を検討 伊那谷自治体会議

リニア中央新幹線

[ 2017年 1月 21日 土曜日 14時02分 ]

首長らが意見交換した伊那谷自治体会議

 リニア中央新幹線の整備効果を広範囲に拡げ、地域振興に生かすための方策を検討している「伊那谷自治体会議」(座長・阿部守一知事)は20日、県飯田合同庁舎で会議を開いた。座長の阿部知事や会議を構成する飯田、伊那、駒ケ根市の市長と、上下伊那の広域連合の代表者らが参加し、計画展開の方向性を整理し、飯田市の駅周辺整備について意見交換。首長らは二次交通の検討を加速する必要性を強調し、JR飯田線への乗り換え新駅設置に向けては新たに立ち上げた検討会議で進めることを確認した。

 飯田の会場と知事室をテレビ会議でつなぎ、意見交換した。

 プロジェクト展開については、事務局がまちづくりと移住定住・広域観光、産業振興の3テーマごと、各市の取り組み事例を整理。それを踏まえて「広域観光の推進」「交通体系の検討」「産業振興」などの各計画について、今後は県と市町村、広域連合の役割分担を明確にして展開したいと提案した。

 阿部知事は「二次交通は県」など軸となる組織のさらなる具体・明確化が必要と指摘。首長らも同意した。

 飯田市は、駅周辺整備の検討状況を報告。4つのコンセプトや交通広場や立体駐車場などを配置したイメージ図3案を示した。

 首長たちからは、リニア駅から県内各地にアクセスする二次交通について、県による主体性の発揮や、駅周辺整備と連携した計画策定を求める意見が相次いだ。

 伊那市の白鳥孝市長は「観光利用も含め、誘導策を早く検討する必要がある。ダイナミックな人の流れを想定した二次交通を考えるべき」と指摘。駒ケ根市の杉本幸治市長は「二次交通の検討は県でリーダーシップをとってほしい。自動走行車両なども視野に、スピード感ある検討を」と求めた。

 阿部知事は「飯田市の駅周辺整備とセットで二次交通の検討を重ね、駅のあり方、飯田線との結節を考えたい」と強調した。

 乗り換え新駅の設置については飯田市の牧野光朗市長が、住民説明会でさまざまな意見が出ている状況を伝えつつ、「新駅を前提に交通広場や機能配置、連絡道路の検討を続けている。二次交通も含め、検討会議を通じて一緒になって議論してほしい」と呼び掛けた。

 新駅設置に関するプロジェクトチームは12日に発足。飯田市を検討主体に会議のメンバーで構成する。スケジュール案によると、当面は駅位置や構造を検討し、並行してリニア駅までのアクセス、その移動手段として自動運転車両など近未来技術の導入も考える。

  

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