リニア 市議会が県に水源域回避要望

リニア中央新幹線

[ 2011年 7月 13日 水曜日 15時56分 ]

 飯田市議会(上澤義一議長)は11日、県知事と県議会議長に「水源域を避けたリニア中央新幹線のルート選定を求める要望書」をそれぞれ提出した。6月定例会で全会一致で行った決議を受け、JR東海と県に決議内容を直接伝えるため日程などを調整していた。JR東海への要望書提出のめどは立っていない。出張中の阿部守一知事に代わって対応した和田恭良副知事は「命にとっての水。水源域への配慮はもっともなことであり、JR東海に話をしている。現在、同社で研究しているが、今後も機会あるごとに伝えていく」、村石正郎議長は「水源への影響があっては大変。綿密な調査をしてやるべき」とそれぞれ理解を示した。

 村松まり子副議長とともに要望書を提出した上澤議長は「市議会の決議を県に伝え、真摯に受け止めていただいた。県も水源域の問題をしっかり認識しており、JR東海との話し合いの中で伝えていただけるのはありがたい。県に委ねてJR東海に強力に伝えていくことができる」と感触を語った。

 要望書は「ルート選定にあたっては、いかなる理由からも、日常生活に欠くことのできない飲用水などの枯渇が心配される水源域へのトンネルルートは避けた計画となる」よう強調。それを働きかけることが「次代にこの地域をつないでいく上で最も重要であることを確認し、全会一致で決議をした」と趣旨を説明している。

 その上で「リニア中央新幹線の環境配慮書の手続きに向けては、沿線地域との十分な協議に基づいて進めるとともに、そのルートは水源域を避けた計画とすること」をJR東海に対し強く働きかけるよう要望している。

 和田副知事との面会で上澤議長は「しっかり地域の声を受け止め、対応をよろしくお願いしたい」とあいさつ。和田副知事は「内容はわかった。6月の長野県協議会の決議に沿った内容であり、決議を踏まえてJR東海との協議をしっかり進めてきている。当然、水源域に配慮してもらえると期待している。沿線地域との十分な協議に基づいて進めるのは当然のことであり、JR東海に今後もしっかり伝えていく」と答えた。

 また、南信州広域連合議会の議長も務める上澤議長は、広域連合が昨年8月に行った「現飯田駅併設を求める決議」についても説明。「地域振興や財政事情などいろんなことを勘案し、14市町村の総意として決議をした。このこともお考えいただいてJR東海との話し合いを行っていただきたい」と口頭で要望した。和田副知事は「状況に応じて要望することはある。県全体として望ましい姿を考え、しっかり対応していきたい。連絡を取り合っていきたい」と答えた。

 上澤議長との面会で村石議長は「水源域の範囲は」と質問。上澤議長が県営松川ダムや野底山などを地図で示すと、村石議長は「けっこう広い範囲。水源は大事であり、トンネル工事の影響がないよう十分な調査が必要。要望の趣旨はよくわかった」と理解を示した。上澤議長は広域連合の現飯田駅併設決議についても説明し「地域の決議をぜひ重く受け止めJR東海との交渉で訴えていただきたい」と要望した。

  

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