リニア 沿線まちづくり委と市が初会議

リニア中央新幹線

[ 2012年 2月 16日 木曜日 15時16分 ]

 リニア中央新幹線の環境影響評価方法書に対する知事意見の提出期限が28日と迫るなか、飯田市は15日、市内の概略ルート沿線9地区のまちづくり委員会の会長との打ち合わせ会議を市役所で初めて開いた。知事意見を受けて、JR東海は具体的な調査に入っていくため、市に調査協力の依頼が近々あるとみられる。渡邉嘉蔵副市長は「今月末前後に何らかのアクションが予想される。JRの動きがありしだい、次回の会議を開催し相談したい」と述べた。

 初の打ち合わせ会議には、昨年8月に公表された配慮書で示された幅5キロの概略ルートと直径3キロの駅の位置に関わる座光寺、上郷、橋北、橋南、東野、丸山、羽場、鼎、伊賀良の9地区のまちづくり委員会の会長が全員出席した。

 冒頭、渡邉副市長は「情報が整わず開催が今日に至ったことをおわびする。最終的には駅の位置やルートも含めて情報を共有しながら、どう対処していくか相談していくことになる。当面は調査の段階で情報を共有しながら、具体的に相談していきたい」とあいさつ。リニア推進対策室の木下悦夫参事がリニア計画の現状、酒井郁雄室長が環境影響評価についてそれぞれ説明した。

 それによると、方法書に対する知事意見は、4回開催した県環境影響評価技術委員会の意見、市町村から提示された意見を勘案し、住民意見にも配意して28日までにJR東海に提出する。知事意見を受けて、JR東海は具体的な調査に入っていく。調査は2年ぐらい行い、評価が終わると準備書で環境アセスメントの結果が公表される。この時点までには駅の位置やルートが絞り込まれており、工事認可を経て着工となる。

 質疑で、丸山まちづくり委員会の池田延史会長が「調査は5キロ幅の概略ルートの中で集中的に行うのか全般的に行うのか」と質問。渡邉副市長は「南アルプスを抜く話が出る前に市内の何箇所かでボーリング調査が実施されたことがあるが、今回はルートが違うのでまだ調査は行われていない。どこで調査をするか場所の選定の話が出てくるが、ある程度絞ってくるのでは。話が出てきた段階で相談していきたい。今日現在、何も入っていない」と答えた。

 座光寺地域自治会の湯澤英範会長は「JRから話があったらできるだけ速やかにお願いしたい。調査を実施する前に住民に説明しないと憶測や流言飛語が予想される。JRに申し入れをしてもらいたい」と要望。橋南まちづくり委員会の黒澤誠会長は「市を介してでなく、JRから住民に直接説明するよう要望してもらいたい」と注文を付けた。

  

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