リニアトンネル掘削、坑口の騒音対策示す 除山ヤードに防音ハウス

リニア中央新幹線

[ 2016年 9月 8日 木曜日 19時56分 ]

 JR東海は7日、大鹿村で開いたリニア工事説明会で、作業用トンネル坑口に設ける非常口ヤード付近や工事用車両の運行に関する環境保全措置などについても説明した。

 村内で計画している非常口は計4カ所で、うち除山、釜沢、小渋川の計3カ所を今回の南アトンネル新設工事(長野工区)で設置する。

 3カ所とも坑口を防音扉で防ぎ、ヤードの周囲に防音壁を設置して騒音を抑える計画。坑口が釜沢集落の方向を向いている除山は、防音扉を二重にする他、ヤード内の発生土借り置き場は屋根のある防音ハウスにする。

 いずれもヤード内には発生土の借り置き場と濁水処理施設、資材置き場、プラントを設置。借り置き場内には重金属対応判定場も設ける。

 基準値を超える自然由来の重金属を含む土砂が出た場合は、要対策土として県などに報告し、一般残土と分別したアスファルト舗装の借り置き場に移して置き、防水シートで覆って雨水の流入と土壌や地下への水分の浸透を防ぐ。

 トンネル掘削による発生土は土壌汚染対策法の対象外だが、経路近くに小日影銅山跡があるため、自主的な取り組みとして1日1回の調査を実施する。

 村内8カ所に計画している発生土仮り置き場は、いずれも周囲に仮囲いを設置する。盛土が安定するのり面勾配とし、高さ5メートルの盛土ごとに、1メートルの小段を設ける。

 転圧や絞固めを行い、表面の崩壊を抑えて土砂流出を防ぎ、置き場の外周には排水設備を整える。

 工事用車両の運行については▽運転時の法定速度の遵守▽急発進や急加速の回避▽定期的な車両の点検・整備▽工事従業者への講習指導―を措置として挙げた。

 粉じん対策として、車両出入り口・周辺道路への散水や洗浄とタイヤの洗浄も行う。

  

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