リニア中間駅建設場所を考えるシンポジウム開く

リニア中央新幹線

[ 2011年 3月 1日 火曜日 9時40分 ]

 飯田下伊那地域への設置が確実視されているリニア中間駅の建設場所を考えるシンポジウムが27日、飯田市上郷の飯伊地場産業センターで開かれ、約150人が参加した。中心市街地の関係者を主体としたパネラーたちは「現飯田駅への併設が効率的」と主張し、コンパクトシティー化の必要性や既存交通網の有効活用などを理由に挙げた。

 複数のまちづくり委員会や自治会、商業団体、地域づくり組織などでつくるリニア飯田駅を考える会が開催。5人のパネラーが、想定されている現飯田駅併設か飯田の北郊外かについて長短を比較しながら考えを深めた。

 人口減少社会を見据えたコンパクトシティー形成が重要だと指摘したのは、飯田卸売商業協同組合の黒沢誠理事。「効率性を考えれば現飯田駅が最適で、それ以外は考えられない」と訴えた。

 橋南まちづくり委の加藤尚弘委員長は「郊外に新しい都市をつくるのは困難。丘の上のインフラを生かすことが大切」と強調。南信州アルプスフォーラムの松沢徹代表は、小さな世界都市構想は、地域の個性につながる戦略だと歓迎し、「地域の利点を生かしたコンパクトシティーの形成が重要だ」と提唱した。

 NPOいいだ応援ネットイデアの伊藤昇理事長は「拠点が2つあるのは非効率的。大黒柱が強い地域は強い。飯伊の大黒柱は中心市街地しかない」。田中秀典前飯田市長も「飯伊は飯田市が中心にあって、下伊那郡の町村と相互補完しながら発展してきた。そうした経過をたどれば、リニアの駅の場所は自ずと決まってくる」とし、国の関与や支援が必要だと訴えた。

 市の説明を聞く時間もあり、市リニア推進対策室の木下悦夫参事が他都市の事例などを例に挙げながら、現駅併設を目指す理由を説明。「中心地に駅がある圏域は人口集積度や経済効果の波及効果が大きい」「飯田の公共交通は飯田駅を中心としてできており、そこにリニア駅がはまることが重要」などとした。

 参加者との意見交換では現駅併設論に同意する声が聞かれる一方、現実性を踏まえて「駅の設置場所について主張すべきではない」とする意見も出された。

 中間駅の設置をめぐっては、飯田市や南信州広域連合、飯田商工会議所が中心市街地にある現飯田駅併設を求めているのに対し、予定建設・営業主体のJR東海は飯田の北郊外への設置を想定していることを示唆している。

  

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