リニア中間駅3県で研究会 長野、岐阜、山梨知事が懇談

リニア中央新幹線

[ 2018年 10月 16日 火曜日 15時52分 ]

3知事による懇談会

 リニア中央新幹線の中間駅ができる長野、山梨、岐阜3県の知事は15日、岐阜県恵那市で懇談し、開業に向けた地域づくりを検討する共同研究会を設置する方向で合意した。県境を越えた広域観光や、リニア効果を広範囲に及ぼす交通網整備、2次交通の充実など共通課題の解決を探る。

 阿部守一知事が「3県間の時間距離は飛躍的に短くなるため、人の交流や観光振興を一緒に考えることが重要」とし、事務レベルで検討する共同研究会の設置を提案。3県の中間駅と観光地を結ぶアクセスの充実を念頭に、インバウンド客も見据えた公共交通の整備や周遊観光ルートの造成を検討例に挙げた。

 山梨の後藤斎知事、岐阜の古田肇知事が同意。古田知事は設置時期について「可及的に速やかに取り組みたい」と述べた。

 国に対して駅周辺整備を重点施策に位置付けるよう求め、補助制度の創設や予算措置を促すとした後藤知事の提案にも同意。阿部知事は「国土政策に中間駅を核にした地域づくりを位置付けてもらう必要がある」と述べた。

 リニア建設工事の経済効果を最大化する狙いで、JR東海に対して地元企業の受注機会拡大を求める方向も一致。年末に共同で国やJRへの要請活動を実施する方針を固めた。

 JR東海が自己負担する中間駅本体の機能についても各知事から言及があった。阿部知事は「JRには駅本体についてもしっかりした施設を造ってほしい。アクセスにも意識を向けてもらう必要がある」と話した。

 3知事の懇談会は諏訪市で開いた2013年11月以来。研究会について座長を務めた古田知事は「3県の枠にとどまることなくリニア時代を考え、広い視野で論点や課題を整理し、広域的視点で検討を進めたい」と述べた。

  

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