リニア事実上のCルート支持、推進協ら相次いで決議

リニア中央新幹線

[ 2009年 9月 4日 金曜日 14時30分 ]

 飯田下伊那地域の民間企業や経済団体でつくるリニア中央新幹線飯田駅設置推進協議会(会長=宮島八束飯田商工会議所会頭)と飯田商工会議所のリニア特別委員会(委員長=同)は2日、相次いで会議を開き、「組織を挙げてJR東海を支援する」との決議を採択した。事実上、同社が構想する南アルプスルート(Cルート)を支持する決議。住民からの強い要望を受けて踏み切った形で、今後は同方針を両者の総意と位置付け、早期開業と飯田駅の設置を目指す運動を前進させる。

 決議項目は「リニアの一日も早い開通を求める」「リニア飯田駅設置を実現する」「これらの達成のため、JR東海を組織を挙げて支援する」の3つ。先に同案を確認した商議所特別委が推進協に提案し、出席した約40人の会員が全会一致で採択した。

 決議文には「JR東海の計画において、国家の交通網戦略にのっとり、最も合理的なルートが南アルプスルートであること、さらには南アルプスルートにおいてのみ飯田駅が想定されている」との文言を記載し、本決議で直接的言及を避けた「南アルート支持」を明確に示している。

 飯伊の経済団体や民間企業ら75者でつくる推進協は、昨年末から「南アルート支持」の決議を打ち出すタイミングを模索。JR東海による試算提示が出そろう時期を好機と踏んで検討を重ねたが、「伊那谷ルート(Bルート)を願う県や他地域との意見対立は、戦略上得策ではない」とする声が複数あり、まとまらなかった。

 同社による輸送需要量の算定で、南アルートなら飯田エリアに、伊那谷ルートなら諏訪・上伊那エリアに中間駅を置くと仮定されていることがわかり、「飯田駅を実現させるには、南アルートによる整備が不可欠」とする声が拡大。文言を置き換えて県や他地域への配慮を示し、「JR東海支援決議」に踏み切ることにした。

 終了後、宮島会長は「飯田駅設置には県などの支援が必要になるため、決議内容は配慮した。南アルートによる実現を願う市民のみなさんには、ニュアンスの部分で理解してほしい」と話した。

 経路問題をめぐり、本社が7月に実施した飯伊住民対象の意向調査では、南アルート支持が75・9%を占め、伊那谷ルート支持の6・9%支持を大きく上回った。

 一方、南アルートでは沿線からはずれる諏訪や上伊那地域は、伊那谷ルートを支持しており、これまでも複数の団体が「伊那谷ルート支持決議」をしている。

  

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