リニア建設、松川工区は2段階で 中ア側は年内に工事説明会

リニア中央新幹線

[ 2017年 10月 5日 木曜日 16時09分 ]

中央アルプス(松川)外工区の進捗状況

 リニア中央新幹線の整備に関する飯田市丸山地区への説明会が4日夜、丸山公民館で開かれ、JR東海は中央アルプス(松川)外工区の進ちょく状況を伝えた。中アと風越山のトンネル2本を計画しているが、工事着手までの手続きを分ける方針。中ア側は来年初頭からの準備工事を計画しており、着工に向けた工事説明会を年内にも開く。

 同工区は松川橋梁を挟み、東側の風越山トンネル(延長約5・6キロ)内の約2・3キロと、西側の中アトンネル(約23キロ)内の約4・9キロなど。JRの委託で鉄道建設・運輸施設整備支援機構が工事を担う。

 同一工区内で着工前の手続きを分けるのは県内の計画地では初。同社長野工事事務所によると、風越山は黒田非常口先の作業用トンネルから、中アは松川橋りょうの坑口からそれぞれ西方向に掘るが、坑口間に一定の距離があるため、時期を分けるという。

 中ア側は手続きが進み、この日の丸山で対象全地区への説明を終えたことから、年内にも工事説明会を開き、着工の局面に移行する。

 工事説明会は機構が主体となる見通しで、具体的な工事の内容や工事用車両の運行計画、安全・環境保全対策などを示す。

 日程案によると、準備工事は妙琴公園内での工事ヤード造成から始め、工事用道路の整備、県道飯田南木曽線の拡幅を進める。本工事となるトンネル掘削は19年度後半からを見込んでいる。

 風越山側は来年度末までに用地取得の手続きをし、19年度内に工事ヤードを造成。同後半からのトンネル掘削を計画している。

 丸山の説明会は非公開。住民25人が参加した。

 JRによると、市道城山線沿いに整備する黒田非常口と作業ヤードの平面図を新たに示し、幅杭設置を終えて用地取得を進めている状況を伝えたという。

 同社はまた、掘削方法を検討している上郷飯沼の駅西から同工区東端までの約3キロのトンネルについて、全14カ所で地質調査を実施したと報告し、「結果を踏まえて詳細な検討を進めている」とした。

  

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