リニア中央新幹線飯田駅設置推進協議会と飯田商工会議所は、飯田駅設置に向けた市民募金などをアピールする2011年用カレンダーを作成し、31日に飯田市の中心市街地で開く全国獅子舞フェスティバルin飯田で発売する。1枚500円で、うち200円が市民募金に充てられる。
カレンダーはA2判フルカラー。実験線車両のイメージ写真を中央に載せて「南アルプスを貫き、さあ南信州へ」などのキャッチコピーを記している。
各駅停車の所要時間を時刻表に見立てて、飯田―品川間が40分、飯田―名古屋間を20分とする予測も掲載。「私たちの手でリニア飯田駅の設置を」と、市民募金への協力も求めている。
約1000部を作成し、原価を除く200円を市民募金に充てる。
発売日は31日で、獅子舞フェスティバルの会場内、りんご並木の商議所特設ブースで販売する。11月3日の丘のまちフェスティバルでも窓口を設けるという。
また、11月1日から飯田市主税町の飯田商工会議所でも取り扱う。
企業向けにタテ型のカレンダーも用意。企業名(白色)を入れる枠を設けて100部5万5000円で提供するという。
事務局の熊谷秀樹さんは「多くのお店や家庭にカレンダーを張っていただき、リニアに対する気運を高めていただきたい。幅広い郡市民の方々に募金の輪が広がっていけば」と話していた。