リニア残土で知事助言を通知

リニア中央新幹線

[ 2017年 4月 19日 水曜日 15時49分 ]

  リニア中央新幹線計画で伊那山地トンネル坂島工区などの残土処分地となる豊丘村本山(ほんやま)の埋め立て計画をめぐり、阿部守一知事は18日、JR東海が示した環境保全対策などに対する「知事助言」を通知した。盛り土の安定計算の根拠や、三六災害などを踏まえた予測結果の妥当性を明らかにすることを求めた。

 現地調査の結果を踏まえ、水や土壌などへの影響と、保全措置を講じた場合の評価を記載したJRの報告書に対し、事業計画や水質、土地の安定性など6項目で助言を述べた。

 JRが用地の一部に地すべり地形が見られるものの、措置の実施で「安定性を確保できる」とした土地の安定性では、盛り土の安定計算について「最終の計算結果を示すだけでなく、根拠を明らかに」と要求。

 直近10年間で設定した災害発生状況は、1961(昭和36)年の三六災害や83(58)年の災害など「過去数十年間の状況を分析し、予測結果の妥当性を明らかにすること」とした。

 完成後の変状や盛土内部の地下水位、排水状況などを確認する頻度や手法の明示も求めた。

 また、下流域から土砂災害の発生や濁水の影響を懸念する声が出ているとし、「住民への丁寧な説明と意見聴取を行い、十分に理解を得ながら進めるよう努めること」と求めた。

 助言は環境保全の見地から、県環境影響評価技術委と沿線住民などの意見を踏まえてまとめた。

 本山の残土処分地は虻川の上流で、いずれも伊那山地トンネルで坂島工区の坂島非常口と、西側に計画している工区の戸中非常口から出る一部の土の計約130万立方メートルを埋める計画。

 JRは2月に示した報告書で、環境保全全般について「適切な保全措置を取ることで影響は回避、低減でき、影響は少ない」などとした。

  

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