リニア準備書についての公聴会開く

リニア中央新幹線

[ 2013年 11月 25日 月曜日 9時58分 ]

 県環境部は23日、リニア中央新幹線環境影響評価準備書について環境保全の見地から住民の意見を聴く公聴会を飯田合同庁舎講堂で開いた。事前に公述の申し出をした15人が1人15分以内で意見を述べた。15人のうち8人が大鹿村の住民で、リニア工事に対する大鹿村民の危機感を色濃く反映する公聴会となった。この他、飯田市、高森町が各2人、長野市、神奈川県相模原市、東京都東大和市各1人の内訳。この日の意見は、24日に南木曽町で開く公聴会での意見とともに県環境影響評価技術委員会に報告し慎重に検討の上、3月に取りまとめる予定の知事意見の参考にする。

 この日の公聴会には公述人や傍聴人ら約50人が参加。公述人の意見を聴くことを目的としているため、公述人や傍聴人からの質疑はなかった。

 公述人のトップバッターに立った大鹿村の畜産業の男性は「35年前に入村し、牛を飼育している。沢水を利用しているので、リニア工事による水枯れや工事による騒音で牛のストレスがたまることが予想される」と懸念。「中央道の建設工事の際は400台のダンプが通ったが、それでも大変だったという話を聞いた。リニア工事の最盛期には1700台を超えるダンプカーが走る。生活が破壊されるのは必至。JRがどのように考えているのか分からない」と述べた。

 また、畜産業の男性は「今日は村から8人が発言する。大鹿村民が強い関心を持っている証」と強調。「大鹿村に2つのトンネルを造ると聞いて村が崩壊すると直感し、強い衝撃を受けた。村を一変させ環境破壊を起こすことが想像できる。JRの調査は不十分であり、再調査を県から指導していただきたい。村民の声が凝縮されていると受け止めて知事に伝えていただきたい」と発言した。

 同村議会議員の河本明代さんも「残土運搬や水資源への影響が心配。県のレッドブックに載っていないミゾゴイやトキワトラノオといった動植物が大鹿村で確認された、既存の文献調査は狭い限られたもので不十分。もっと広範囲で再調査を求めたい」と訴えた。

  

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