リニア移転代替地 飯田市が丹保北条の計画素案公表 新設交差点ルート案も

リニア中央新幹線

[ 2018年 12月 1日 土曜日 14時46分 ]

国道153号線と接続する新設道路のルート案

 飯田市は11月30日夜、リニア中央新幹線事業に伴う説明会をリニア駅予定地の上郷飯沼北条地区で開き、市が飯沼丹保・北条地区に整備する代替地計画の素案や、国道153号と接続する周辺の新設道路のルート案を公表した(図)。市リニア整備課によると、代替地の住宅地造成面積は約2万2000平方メートルで、70~75区画(戸)分を予定。来年秋ごろから造成を行い、移転先としての住宅建築は早ければ2020年秋ごろからとなる。

 代替地の整備区域全体は約2万7000平方メートル。代替地整備は開発行為に該当し、道路や緑地・広場、調整池などの公共用地で約5000平方メートルを見込む。

 すでに代替地の路線と用地の測量を開始。移転対象者の意向を把握しながら、区画割や新規道路などの詳細設計を進め、代替地整備計画案を年度末にまとめる。移転対象者の用地取得単価の決定も同時期に見込み、19年度の早期に、代替地売却単価とともに整備計画を公表し、申し込みの受付を始める。

 一方、国道153号への市道接続のうち、イオン飯田店前に新設する信号交差点は、国道西側の県道市場桜町線方面は新戸川沿いに延長約250メートル(幅員7メートル)を開設。東側は喬木線や丹保線方面に約200メートル(幅員6・5メートル)のルートを設け、農免道路への動線を確保する。

 いずれも大型車と普通車のすれ違いができる幅とし、国道接続箇所は右折レーンも設ける。国道西側は商業施設に接続する路線のため、歩道の設置も計画する。年度内に路線測量を行い、19年度に詳細設計、20年度に用地の説明会と測量、物件調査を見込む。

 リニア駅周辺整備区域(6・5ヘクタール)の南側街区道路と国道の交差点計画についても、代替地方面の路線測量を年明けから実施し、詳細設計を進める。

 現在の市道五郎田線の北条交差点はアンダーパス化も検討したが、片側平面交差点に変更。国道は拡幅で中央分離帯が設けられるため、車両は国道南側からのみ、左折で五郎田線に進入できるようにする。

 同日の説明会では、代替地整備区域内で4月から行う道路の拡幅工事に、松川ダム(同市大休)の堆積土砂を活用することも説明。旧上郷なかよし保育園の跡地を仮置き場とし、12月10~21日の期間にダンプによる搬入作業を進めるという。平日の3~4日程度、最大で1日30台ほどの往復を見込む。

  

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